🟡KP向け:シナリオ中の略称
RP :ロールプレイのことです
SANc :SANチェックのことです
導入
1-1. いつもどおりの朝
目が覚める。
朝。いつもどおりの朝。
周囲に広がるのは見慣れた景色。
さて、朝起きて君はまず何をするだろうか?
(朝の日常描写を手厚めに行うこと)
🟡KP向け:起きる時間について
いつもどおりの時間に起きるようにしてください。
朝と言っていますが、朝じゃなくても構いません。
🟡KP向け:平日か休日か
好きに決めてもらって構いませんが、休日にしておいたほうが色々と動きやすいと思います。
1-2. 謎の連絡と地震
君はいつもどおりの朝のルーティーンをこなし、ふとスマホを見る。
そこにはいつの間にかメッセージが届いており、このようにあった。
i
3分後地震が起こる
i
最大震度5弱、マグニチュード5.3、震源〇〇、深さ〇〇~
と、見知らぬ「i」というアカウントから、これから起こるという地震の詳しい情報が送られていた。
メッセージを読み終えると、ちょうどメッセージ受信履歴から3分後に差し掛かった頃であった。
すると突如、地面が激しく揺れる。
🔽地震情報を調べる場合
メッセージで事前に送られてきた情報と寸分たがわず同じ地震情報を確認できる。
1-3. 続・謎の連絡
i
少しは話を聞く気になってもらえただろうか?
i
私は未来を知るもの、君には人外のものと言ったほうが通じやすいだろうか
i
今日は君に報せたいことがあり連絡した、どうか話を聞いて欲しい
地震の後、続けざまにこのようなメッセージが届く。
如何にも不審なメッセージだが、先程の件やこれまでの経験もあり、君はこれがもう言のたぐいでないことを察知するだろう。
i
簡潔に言おう、君は言うなれば人知の及ばぬ宇宙的奇病にかかっており、その寿命は残り一日もない
i
治療法を調べても見たが、人類史全体を見ても見つからない、致死率は今のところ100%だ
i
残り20時間、それが君の寿命になる
告げられたのは予想だにしない言葉。
なおもメッセージは続く。
i
信じられぬのは無理もない、体調には今のところ全く影響がないはずだ
i
この呪文を唱えてみて欲しい、そうすればはっきりと自覚できるはずだ、この病のことを
i
呪文を使わず話半分でいてもらっても構わない、君の人生だ、好きにすると良い
🔽体調確認の呪文を使う場合
君は言われるがままにその呪文を唱える。
するとどうだろう、自分の身体のことが足先からつま先まで、そして内臓の1臓器におよぶまで事細かく知覚することができる。
それだけではない、君は肉体のみにとどまらず、自らの魂の形、状態まで知覚することができてしまう。
そして君は自覚してしまう。自らの魂が何か恐ろしいものに侵食されつつあることを。
それは君の魂を外側からじわりと侵食し、その侵食は今にも魂の中核まで届きつつある。
自らの魂を知覚し、かつその危機をはっきりと自覚してしまった君はSANチェック。
SANc:1D5/1D20
🟡KP向け:狂気の固定
ここでの狂気は死に瀕して、生きた証を可能な限り残したいと思うようになるよう固定してください。
キャラクタ性と相反しそうな場合は、KP側で本筋に影響の少なそうな狂気を指定してもらっても構いません。
1-4. 質疑応答
PL
まだ信じられない
i
ではそうだな…(テレビでアナウンサーが噛む箇所やレポーターがコケることを事前に教えられ的中させる)
PL
なぜこの事を教えたのか?
i
単なる老婆心…いや、エゴだな
i
私は所謂君のファンでね、君のようなものがこのまま何も知らず、黙って散っていくのを見過ごせなかった
PL
ファン?
i
偶然君という存在を見つけ、気がつけばその行動を追っていた
i
矮小な人間という身に有りながら、(様々な)神話的事象による困難をくぐり抜けるその姿を見てきた
i
今ではある種の尊敬の念すら持っている
PL
病気の詳細について
i
残念ながら君に言っても伝わるまい
PL
本当に助かる方法はないのか?
i
宇宙の叡智を極めた者の一人として断言しよう、方法はない
i
魂が侵されている以上、たとえ人の身を逸脱しようと無理だ
i
この段階では神々すら打つ手があるまい、無論人の医者では診断すら無理だ
PL
教えるならもっと早く教えてほしかった
i
それに関してはすまない、だが言える最速がこのタイミングだったのだ
1-5. 最後に
i
これまで楽しませてもらった礼だ、これも贈らせてもらおう
i
扱いの難しい術だが、今であれば好きに使うことができるだろう
i
さて、私に時間をあまり使わせるのも忍びない、これで失礼するよ
i
良い余生になることを祈る、それでは
そう言ってメッセージは途切れる
1-6. これから
静寂が訪れる。
iの言うことを信じるのであれば残り20時間。
君は果たしてこれから何をするだろうか?
(以降、現在時刻と残り時刻をカウントすること)