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Q&A

Q.結局なぜ男女に分かれて暮らしているのか?
双子同士が結ばれる可能性を下げるための処置です。
はずみ、勢いなどで交わらないよう、男女の交わりの機会自体を希少なものにして絞っています。

Q.村人の正体は?
村人の正体は、人間とウボ=サスラの雛のハーフです。
かつて、貧しい土地だったこの地に降り立ったウボ=サスラは、その身を山や川、動植物などの自然に溶かし、この地を豊かな土地に変えました。
そんな土地で暮らす人々は豊かな自然の恩恵に預かると同時に、生活の中でウボ=サスラの因子を体内に取り込み、自らの体も半分ウボ=サスラに置き換えていってしまいます。
半分人間、半分ウボ=サスラ(の雛)の人間同士が子供をなすと、生まれようとしていた人間の子供を二つに分かち、それをウボ=サスラの因子が補完すると言う形で、必ず男女の双子が生まれるようになってしまいました。
ウボ=サスラは、人間に完璧に擬態できるため、普段彼らは人間そのものですが、一度雛に覚醒するものが現れると、共鳴して元の一柱の生物、ウボ=サスラに回帰しようとしだします。

Q.ウボ=サスラの雛の回帰条件は
元々一つの生物であった双子が交わる=性交渉を行うことです。
これにより、お互いのウボ=サスラ因子が共鳴しあい、人間としての要素が薄れ、完全にウボ=サスラの雛として覚醒してしまいます。

Q.双子同士が惹かれることが不自然に感じる
近親者同士が性的に惹かれ合いにくくなるのは、ウェスターマーク効果と呼ばれる、幼少期から同一の生活環境で育った相手に対しては、長じてから性的興味を持つ事は少なくなる、とする仮説的な心理現象によるものです。
この村では、幼いときから双子同士は別れて暮らすため、肉親としての意識が低く、また、一部の研究では、遺伝子が似た異性に対して一定の好意を抱く可能性も示唆されています。
そういった理由からか、はたまた二つに分かたれたウボ=サスラの因子が惹かれ合うためか、この村では定期的に双子のカップルが生まれようとしています。

Q.これまで双子のカップルにどう対処していたのか
村長含め数人体制で、合神祭の帰りにできたカップルを監視し、問題があれば禁足地で隔離、処刑する流れをとっていました。
村人には処刑した双子は、村の外に旅立ったと周知しています。
しかし、冒頭で村長が言っていたように、よる年波の影響で、監視の人員の手が足りなくなり、理解ある村人を育成するのにも時間がかかるため、今回は探索者たち外部の手を借りたわけです。

Q.村長はなぜ双子が交わると危険と教えてくれなかったの?
双子が交わると危険ということを伝えるのは、イコールで自分たちが化け物であることを伝えることにもなります。
村にとってそれは不利益になるため、村長としては倫理的にまずいなどと、ぼかしてやり過ごしたかったわけです。

Q.村長はなぜ村人に双子で交わることが禁忌だと周知しないの?
前述の通り、自分たちが化け物の血を引いている事を周知しなければならない上、伝えたとしても信じてもらえない可能性が高いためです。
何より最悪なのが、村側に取り締まる意図があることを明言してしまうと、今回のように隠れて交わろうとするペアが出現してしまい、そうなっては実質取締不可能になってしまうため、あえて村人には周知していません。
あくまで不意打ちで取り締まれる環境にとどめているわけです。

Q.学者先生はなぜ殺されたの?
直接の原因は禁足地に足を踏み入れ、村の秘密に迫ってしまったからです。
ただしその前から、村の双子カップルの失踪を追っていたため、既に目をつけられた状態では有りました。

Q.甲斐兄妹から300万円もらえるルートは?
有りません。
禁忌に足を踏み入れた彼らは必ず村を巻き込んで破滅します。

Q.双子が同じ職業についているのはなぜ?
偶然です。(双子で趣味嗜好が似通っているため?)
若年層だけこうなっていますが、年配層には双子で別の職を歩んでいる人たちもたくさんいます。
メタ的に言うと、誰と誰が双子かをわかりやすくする処置だったりもします。

Q.双子のどちらが兄か姉か?
村の慣習として、基本的に男を兄、女を妹とするようになっています。
古い慣習なので、特段意味はありませんが、楽なので村人もそれに従っています。

Q.なぜ村長は依頼を2つに分けたのか?
1つ目の依頼を斡旋所に出したあとで、2つ目の依頼に思い至ったからです。
仲介料を取られることもないし、急ぎだし、別口で頼んでしまおうとなりました。
もしこれが、斡旋所を通した、双子カップルを見つけたら必ず報告してほしいという依頼だったら結果は違っていたかもしれません。