
公開情報(PL閲覧可)
イントロダクション
あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でした。
ある日、遊園地に遊びに行ったはずの二人は、気がつくと不気味な蝋人形の館にいました。
シナリオ基本情報
・バージョン:CoC7th/CoC6th(両対応)
・人数 :2PL(固定)
・プレイ時間:2時間前後(RP次第で増減)
・推奨技能 :探索技能
・注意点 :秘匿HOあり
※SAN値40以上推奨
共通HO(公開)
あなた達は仲の良い恋人だ。
お互いのことを愛してやまない。
HO1(公開)
あなたはHO2の彼女だ。
HO2のことを心から愛している。
※APP100固定(6版は20)
HO2(公開)
あなたはHO1の彼氏だ。
HO1のことを心から愛している。
※INT100固定(6版は20)
秘匿情報(GM向け)

🟡ご注意
以降の記述には、KP向けの秘匿情報が含まれます。
PLをご予定の方は、以降は読まれないようにご注意ください。
以降の記述には、KP向けの秘匿情報が含まれます。
PLをご予定の方は、以降は読まれないようにご注意ください。
HO1(秘匿)
★あなたは神と契約して人知を超えた美貌を手に入れた
★あなたは明日、愛する人を神に生贄として差し出さねばならない
あなたは元々、APP3の美醜で言えば決して美しくない女性であった。
美しさに強烈なコンプレックスのあったあなたは、様々な美容製品に手を出したがいずれも効果がなかった。
そして、藁にも縋る思いで試したのが黒魔術だった。
ネットで偶然見かけたその儀式は果たして成功し、あなたは”赤の神”との傀逅に成功した。
神はあなたに今の美しい容姿を与えるとともに、世界の記憶すら弄り、あなたは幼少の頃から元々人知を超え美しかったことになった。
念願だった美貌を手に入れたあなただが、もちろんそれには対価があった。
神の要求は一つ「1年後、あなたが最も愛した男性を生贄として差し出す」こと。
異性との交際経験がなかったあなたはその対価を軽いことと考えていたが、PC2と出会い、あなたは本気で彼を愛するようになってしまった。
彼を差し出さねばまた、醜い自分に戻ってしまう。
どころか命すら奪われるかもしれない。
それ以前に、彼が愛する自分とは今の美しい自分なのだ。彼の寵愛を受けるためにもこの容姿を手放すわけには行かない。
かといって、愛する彼を生贄に差し出すなんてできない。
そうしてあなたは、迷いに迷ったが、答えなど出せるはずがなかった。
そうこうしているうちに、神との約束の日の前日となってしまった。
いずれにせよ、彼との甘い時間はこれで最後となってしまう。あなたは最後の思い出を作るべく、彼と遊園地にデートに出かけた。
願わくば、この幸せが永遠に続いてほしいと願いながら。
※彼(PC2)との出会いについて
彼と付き合い出したのは8ヶ月前。
あまりしっくり来ないので別れようかと思っていた矢先、6ヶ月ほど前に彼が記憶喪失になってしまう。
彼のことが気になりだした、愛おしくなったのはそれ以降のことである。
未だ彼の記憶は戻らないが、あなたは密かに彼の記憶がこのまま戻らなければ良いのにと思っている。
HO2(秘匿)
★あなたは神と契約して人間の姿を手に入れた化け物だ
★あなたは明日、愛する人を神に生贄として差し出さねばならない
あなたは元々、人間ではない神話生物であった(なんの生物だったかはPLが任意で決めても良い)
一族の中でも優秀な頭脳を持ち、かつ異端であったあなたは人間に憧れを持ち、人間になりたいと様々な方法を試した。
しかし、いずれも思う結果は得られず、その結果たどり着いたのが神の招来だった。
神は果たして顕現し、あなたは”黒の神”との傀逅を果たした。
神は、君に人間の体を奪うすべを与え、あなたはとある人間から今の身体、立場、人生、そのすべてを奪い成り代わった。
そうして奪ったものの一つに、彼女(PC1)もあった。
彼女は人間の美醜に疎いあなたでもわかるほど美しく、そして魅力的な女性だった。
人間として生きることができ、かつ素晴らしいパートナーも手に入れたあなただったが、もちろんそれには対価があった。
神の要求は一つ「半年後、あなたが出会った中で最も美しい女性を生贄として差し出す」こと。
人間の美醜に疎いあなたは、パートナー以外の美しい女性を探すことなど簡単だと思っていたが、四方手を尽くしても彼女以上に美しい女性を見つけることはできなかった。
彼女を差し出さねば、また元の化け物に戻ってしまう。
どころか命すら奪われるかもしれない。
それ以前に、彼女が愛する自分とは、成り代わった今の自分なのだ。彼女の寵愛を受けるためにもこの容姿を手放すわけには行かない。
かといって、愛する彼女を生贄に差し出すなんてできない。
そうしてあなたは、迷いに迷ったが、答えなど出せるはずがなかった。
そうこうしているうちに、神との約束の日の前日となってしまった。
いずれにせよ、彼女との甘い時間はこれで最後になってしまう。あなたは最後の思い出を作るべく、彼女と遊園地にデートに出かけた。
願わくば、この幸せが永遠に続いてほしいと願いながら。
※彼女(PC1)との出会いについて
彼女と付き合い出したのは半年前。正確には成り代わった男はその2ヶ月前から彼女と付き合っていたらしい。
あなたは、半年前彼に成り代わって以降は、記憶喪失になったと彼女に嘘をついている。
彼女はそんなあなたの嘘を信じ、おそらくこれまでと変わらないようにあなたを慕ってくれている。
※SANチェックについて
通常通り行うこと。
人間としての暮らしが長くなるに連れ、君の感性は人間に近づきつつあるため。
また、神格などの上位存在や神話生物に対して無力なのは人間と変わらないため。
あらすじ(ネタバレ)
PC2人はそれぞれ異なる神と契約し、現在の容姿を手に入れている。
PC1が契約したのは、赤の神=赤の女王。
美を愛するかの神は、醜いPC1に美しい容姿を与えると、その対価として愛する男を生贄に差し出すよう要求する。
赤の神にとって、女性を愛する男の魂は何よりの馳走なのだ。そして、そのことに苦しみ悶える女の悲鳴も。
PC2が契約したのは、黒の神=膨れ女。
美を憎むかの神は、化け物であったPC2に人間の体を与えると、その対価として美しい女を生贄に差し出すよう要求する。
黒の神にとって、美しい女が醜く命乞いし死んでいく様こそ何よりの馳走なのだ。そして、そのことに苦しみ悶える男の悲鳴も。

2柱が異なる契約を交わし、互いの契約者が生贄の対象になったのは全くの偶然だった。
しかし、反目する2柱の神はそのことを面白く思わず、契約までの残り時間を使って、互いの契約者に各々の神を裏切るように呼びかける。
神の思惑は自らの契約者が契約を履行し、相手を生贄に捧げること。そして、相手が契約を破棄し、自らの契約者だけ生き残ること。

かくして、PCたちは呪われた蝋人形、いや蝋人間の館に閉じ込められ、神との約束の時間まで足掻くこととなる。
ココフォリアルームの設定

上記画像を参考に配置を行ってください。
・中央の円形ダイスにはクリックアクションで1D100を設定します