🟡KP向け：シナリオ中の略称
RP　　　 ：ロールプレイのことです
 SANc 　：SANチェックのことです
🟡KP向け：描写について
各アトラクションの描写は短縮・増量好きにアレンジしていただき大丈夫です。
セッションのテンポ感に応じて、KPが自由に改変するようにしてください。

遊園地デート

あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でした。
そんな二人はある日快晴の天気の元、遊園地にデートに訪れました。

明るい日差しの下、色とりどりのアトラクションが立ち並ぶ遊園地は、人々の活気に満ち溢れている。
入口をくぐるとすぐに、楽しげな音楽と子供たちの歓声、アトラクションから響く音が耳に飛び込んでくる。
親子連れや若者たちが歩道を行き交い、奥に向かうにつれて興奮度合いが増していく。

空にはジェットコースターが縦横無尽に走り、時折聞こえる乗客の叫び声が高揚感を掻き立てる。
メリーゴーランドのカラフルな馬やファンタジーな装飾が回転する様子は、まるで童話のページをめくるよう。
遠くの観覧車はゆったりと回りながら、園内の人間に静かな時間を提供している。

フードコートでは、さまざまな香りが空気を彩り、ピザやホットドッグ、クレープなど様々な料理を提供するスタンドが並ぶ。
食事を楽しむ人々がテーブルを囲み、笑い声や会話が絶え間なく続く。
また、ゲームコーナーでは、挑戦者たちが腕試しに励む姿や、成功の歓声や失敗の笑い声が交じり合っている。
木々が植えられた歩道は日差しを和らげ、訪れる人々に涼しげな休息の場を提供している。

この遊園地全体が、家族や友人との楽しい思い出を作る場として、活気にあふれている。
訪れたすべての人にとってこの一日が忘れられない思い出となるよう、遊園地はその魔法を惜しみなく提供している。

◆遊園地散策箇所リスト
・ジェットコースター
・メリーゴーランド
・コーヒーカップ
・ゴーカート
・フードコート
・お化け屋敷
・ゲームコーナー
・観覧車
🟡KP向け：遊園地の散策について
ここで如何に絆を育むかが、後々重要になってきます。
時間制限を設けず、気が済むまでやらせてあげましょう。必要であれば新しいアトラクションを生やしたりしても構いません。
前フリとしてお化け屋敷のイベントにはなるべく参加してもらうようにしてください。



1-1. ジェットコースター

遊園地の中心にそびえ立つ躍動感に満ちたジェットコースターのもとへと足を運ぶ。
空は高く晴れ渡り、太陽がキラキラと輝く中、コースターの轟音が耳に響く。
頭上を流れるレールには、時折車両が疾風のごとく駆け抜け、澄んだ空気を震わせる。
待ち行列に並ぶ人々の顔には、期待とわずかな緊張が浮かんでいる。
子どもたちはわくわくした様子で、時おりその場で跳ねたり、親の手を引っ張ったりしている。

周囲にはポップコーンの甘い香りや綿菓子のふわふわした姿があり、それが遊園地特有の楽しい雰囲気を一層引き立てている。
コースターの観客からは時折歓声や悲鳴が聞こえてきて、待機するものの気持ちを囃し立てる。
待機時間も含め、この場所のすべてが演出となり、刺激的で楽しい空気を作り出していた。

🎲判定：POWロール
判定成功！
思ったよりもエキサイティングだったが、君はなんとか悲鳴をこらえることができた。
判定失敗...
あまりの恐怖に無意識のうちに悲鳴を上げてしまう。

 SANc：0/1 


1-2. メリーゴーランド

昼下がりの遊園地にて、陽光が燦々と降り注ぐ中、メリーゴーランドはその鮮やかな色彩で一際目を引く。
様々な色と形の木馬が、金色の装飾と共に回転を続けており、それぞれの彫刻が細部まで緻密に施されている。
乗り物はシマウマ、馬車そして伝統的な馬まで様々で、子どもたちはお気に入りを見つけては喜びを隠せない様子だ。
オルゴールのような音楽が空中に満ち、場の雰囲気を一層楽しげにしている。

周囲には家族連れやカップルがいて、子どもたちはわくわくしながら乗り物に飛び乗り、親たちはその様子を携帯電話で撮影している。
メリーゴーランドの周りには花壇が美しく配され、色とりどりの花々が太陽の下で鮮やかに咲き誇っている。
その彩りが、動く彫刻たちと相まって、遊園地の中でも特に絵画のような美しさを放っている。

この楽園のような空間では、笑い声や歓声が絶えず、誰もがその瞬間瞬間を心から楽しんでいるようだ。
空は青く澄み渡り、時折吹く心地よい風が、遊園地の活気に一服の涼をもたらしている。


1-3. コーヒーカップ

遊園地の賑やかな一角に位置するコーヒーカップのアトラクションは、楽しげな音楽とともに回転し続ける。
大小様々なカラフルなカップが、それぞれ独自のパターンでスピンする仕組みになっており、乗る人々は自らの手で中央のハンドルを回して速度を調節する。
明るい青、鮮やかな赤、淡い黄色など、鮮明な色彩が太陽の下でさらに輝きを増す。

子どもたちは大笑いをしながら回転を楽しみ、大人たちも子どもに戻ったかのように笑顔で回転速度を競っている。
カップの周りには、緑豊かな草地と花壇が配置されており、季節の花が風に揺れている。
そんな自然の中で、カップからは時折、興奮した叫び声や笑い声が漏れ、それが遊園地の他の音—遠くから聞こえるジェットコースターの轟音やメリーゴーランドのオルゴール音—と混ざり合っている。

太陽は高く、周囲を明るく照らし出し、アトラクションの上に設置された色とりどりの傘が、乗る人々を直射日光から守るとともに、その色彩が鮮やかな影を地面に投げかける。
このアトラクションは、家族や友人同士で一緒に乗り、楽しい時間を共有する場所として、常に人々で賑わっている。

🎲判定：CONロール
判定成功！
思ったよりスピードが出たが、それも含めて楽しむことができた。
判定失敗...
思いのほか回転がきつく、気持ち悪くなってしまう。


1-4. ゴーカート

遊園地の活気ある一角に設けられたゴーカートトラックは、アスファルトの路面が日光に輝き、挑戦者たちを待ち受けている。
トラックは多くの曲がり角と直線から構成されており、各カーブでドライバーたちは技術を駆使して速度を調節する。
ゴーカート自体は鮮やかな色彩で塗装されており、赤、青、黄色のカートが順番に走行し、色と速さの競演を繰り広げている。

ドライバーたちは、小さな子供から大人まで様々で、集中した表情でハンドルを握っている。
スタートラインでは、スタッフが次のラウンドのドライバーたちを丁寧に案内し、エンジンの始動音が一斉に鳴り響く。
レースが開始されると、ゴーカートは一斉に加速し、風を切るようなスピード感がドライバーたちにスリルを与える。

観客たちは、トラックの周囲に設けられたフェンス越しに、友人や家族を応援しており、その歓声が時折、エンジン音を上回る。
晴れ渡った空の下、トラックからはタイヤの擦れる音や、コーナーを曲がる際のブレーキ音が響いており、競争の熱気が周囲に満ちている。
このアトラクションは、遊園地の中でも特にダイナミックな活動を提供し、訪れる人々に忘れがたい体験と興奮をもたらしている。

🎲判定：運転×？ ※倍率を低くするほど早く運転できる
判定成功！
ぶつけることなくゴールすることができた。
判定失敗...
ガンガンと壁にぶつかりながらだがなんとかゴールすることができた。


1-5. フードコート

遊園地の中心に位置するフードコートは、日中の陽射しを浴びながら賑わっている。
広々としたエリアにはさまざまなフードスタンドが並び、世界各国の料理が提供されており、空気はグリルされる肉、揚げ物、香辛料の誘惑的な香りで満たされている。
ビビッドな色のパラソルが設置されたテーブル群が整然と並び、来園者は楽しい一時を過ごすために食事を楽しんでいる。

家族連れ、カップル、友人同士のグループがそれぞれのテーブルで会話に花を咲かせている。
子供たちはアイスクリームやポップコーンを手にして、次に乗るアトラクションの計画を立てているかのように話し合っている。
フードスタンドからは、ピザやハンバーガー、アジアン料理、地元の名物など、さまざまな選択肢が提供されており、それぞれのカウンターでは笑顔のスタッフが迅速に注文を受け、料理を提供している。

フードコートの周辺には、ゴミ箱やリサイクルボックスが適切に配置され、清潔感が保たれている。
また、日よけのための大きなシェードやファンが設置されており、訪れる人々が快適に食事を楽しめるよう工夫されている。
背景には遊園地特有の音楽やアトラクションからの歓声が聞こえ、楽しい雰囲気を一層盛り上げている。
このフードコートは、遊園地の中で一息つき、エネルギーを再充電するための憩いの場として完璧な空間を提供している。


1-6. お化け屋敷

遊園地の一隅にひっそりと佇むお化け屋敷は、ゴシック様式の古びた屋敷として設計されており、その外観だけで訪れる者に一抹の不気味さを感じさせる。
重厚な木製のドアがゆっくりと開くと、中からは冷たい空気と共にかすかな囁きや遠くで聞こえる叫び声が漏れ出る。
窓はすべて厚いカーテンで覆われ、屋敷内部の様子を外からは一切伺うことができない。

訪れる者は、期待と恐怖が混ざった表情で列をなし、スタッフが仮装したお化けに扮して、時おり列に並ぶ人々を驚かせる。
内部に足を踏み入れると、受付まで薄暗い廊下が続き、その壁には古びた肖像画や壊れかけた鎧が飾られている。
部屋から部屋へと進むにつれて、ゆっくりと床が傾いたり、突然の風が吹き抜けたりする仕掛けが施されていて、訪れる者の心臓を跳ね上がらせる。

そして、予期せぬ瞬間に、奥から聞こえる不気味な笑い声が空間を支配し、叫び声が館内を響き渡る。
慣れない暗闇と急な音の変化に、訪れた者たちは手を取り合い、恐怖を共有しながら進む。
屋敷の各コーナーは緻密に計算された恐怖が施されており、訪れる者に忘れがたいスリルを提供する。

このお化け屋敷は、日中の明るさとは裏腹に、その内部では常に暗く不気味な世界が広がっており、訪れる者には遊園地の他のアトラクションとは一線を画した緊張感と興奮を味わわせている。


「いらっしゃいませ」
「本館ただいまキャンペーン中でございまして、カップル様向けのイベントを催しているのですが、よろしければ参加されませんか？」
「本館、コース事に怖さが異なるのですが、それをゲームで決めていただく催しとなっております」

「お二人には、挑戦か、観覧かを2択で選んでいただきます」
「まず両者挑戦の場合、一番怖くない初級コースに二人で挑戦していただきます」
「そして片方が挑戦で片方が観覧を選んだ場合、挑戦を選んだ方は超上級コースに挑戦いただき、観覧を選んだ方はそれをモニタリングすることができます」
「そして両者共観覧を選んだ場合は、お二人揃って上級コースに挑戦していただきます」
「いかがでしょう？参加されていきますか？」
「あ、観覧の途中から参加されることも可能ですので、その点はご安心ください」
「どうです？愛しい方の怖がっている姿を特等席から見てみたく有りませんか？」


🎲判定：知識 or アイデア
判定成功！
あなたはこのゲームの元ネタを知っている。これは 囚人のジレンマ と呼ばれる問題だ。
※後々の伏線です
判定失敗...
何処かで聞き覚えがあるように感じたが思い出せなかった。

▶お化け屋敷の描写例
このコースの入口は、古い病院のエントランスを模しており、さびついた扉が軋む音を立ててゆっくりと開く。
一歩中に足を踏み入れると、廊下の終わりまで続く長く暗い通路が広がっている。
壁は剥がれかけた古いペンキで覆われ、所々には暗い血痕が残る。照明はほとんどなく、ところどころに設置された赤い警告灯だけが病んだ光を放つ。

通路を進むにつれ、不意に背後から何かが足を引っ張るような感覚に襲われる。
振り返ると、そこには古い車椅子に座った腐乱した患者の人形がある。その目は空洞で、まるであなたの魂を覗き込んでいるかのよう。
さらに進むと、突然、天井から吊るされた無数の人形の手が降りてきて、あなたの顔や肩を触れる。その冷たく湿った感触に、思わず身をすくめる。

最も恐怖を感じるエリアに入ると、真っ暗闇の中から突如、激しい叫び声と共にリアルな幽霊が現れる。
彼らは血まみれの服を着ており、狂気じみた表情で接近してくる。あなたは逃げようとするが、迷路のように入り組んだ通路がそれを難しくする。
どの扉も閉ざされており、一つを開けると、そこには解剖室が広がっている。
解剖台の上には、内蔵が露わになったままの人影が横たわっており、その周囲を飛び交うは虫の群れ。
この光景は、まるで地獄の一幕のようだ。

このコースの最後には、一つの部屋に入ると、四方を鏡に囲まれている。
鏡の中には、あなたの姿が無限に映し出され、その間を何かが行き来しているように見える。
息ができないほどの恐怖と圧迫感に襲われたあなたは、出口を必死で探し、やっとの思いで脱出する。
外に出たときの安堵感と同時に、挑戦した恐怖が脳裏に焼き付いて離れない。


1-7. ゲームコーナー

遊園地の一角に設けられたゲームコーナーは、色とりどりの看板とネオンライトで飾られ、訪れる人々を明るく迎え入れている。
各ゲームブースでは、腕試しをする来園者たちが夢中になって挑戦しており、シューティング、リング投げ、的当て、ボール投げなど、様々な種類のゲームが並んでいる。
賑やかな音楽とともに、ゲーム機からは楽しい効果音が絶えず響き渡り、その場の雰囲気を盛り上げている。

子どもたちは大きなぬいぐるみを目指して一生懸命にゲームに取り組み、その姿を見守る親たちは微笑ましく思いながら応援している。
一方で、友人同士やカップルはお互いに競い合いながら、楽しい時間を共有している。
ゲームのスタッフは熱心に指導や助言を提供し、時には手本を見せながら、来園者が一つでも多くの賞品を手にできるように助けている。

周囲のテーブルには、獲得した景品を並べて休憩する家族やグループが見られ、彼らの間には笑い声や歓声が溢れている。
このエリアは遊園地の中でも特に家庭的で温かい雰囲気が漂っており、訪れる人々にとっては競争だけでなく、協力や共有の楽しさをも感じさせる場所となっている。


1-8. 観覧車

遊園地の空にそびえ立つ観覧車は、その巨大な円形のシルエットで来園者を魅了している。
鮮やかな青と白のゴンドラが、ゆっくりと輪を描きながら上昇し、訪れる人々に遊園地全体の壮大な眺望を提供している。

観覧車の下では、待ち行列に並ぶ家族やカップル、友人たちが次の乗車を心待ちにしている。
子供たちはわくわくした表情で高く上がるゴンドラを指さし、親たちはその喜びに微笑みながら話をする。
乗車口近くでは、スタッフが安全に関する指示を丁寧に説明しており、乗客一人ひとりに安心して楽しんでもらえるよう努めている。

やがて順番が来て、君たちは世界で二人だけの特別な空間へと歩みを進める。
日中の明るい光のもとで、ゴンドラはゆっくりと高度を上げ、窓からは遠くの山並みや近くの湖がくっきりと見え、その美しい景色が君たちの心を和ませる。
風が吹くと、観覧車は静かに音を立てながらも堂々とその場を守り、そのゆったりとした動きが時間の流れを遅らせるかのようだ。
この観覧車からの景色は、遊園地の喧騒を離れた一時の静寂とともに、訪れる人々に特別な記憶を刻み込む。
園内の他のアトラクションの音や光が遠くに感じられる中で、観覧車の頂上から見下ろす世界は、まるで別の平和な領域のように思える。