エンディング
9-1. ED:生きて呑み続ける呑兵衛
気がつくと知らない天井が視界に入った。
見渡すとここはどうやら病院のベッドの上のようだった。
君たちが意識を取り戻すと、その看護にあたっていた看護師がその事に気づき、事の経緯を説明してくれる。
曰く、君たちは教会の崩落事件に巻き込まれた人間として、救助されたとのことだ。
外傷はなかったが、なぜか酩酊しており、そのまま緊急入院となったらしい。
その後も、警察に事情聴取などを受けるが、礼拝のおりに崩落から逃げたなどと言っておけばそれ以上追求されることはないだろう。
今回の件はあくまで、教会の地下崩落事故として処理され、事件性はないものと断じられる。
後日、2つの行方不明事件が世間を賑わす。
1つは教会の牧師が地下崩落に巻き込まれそのまま行方不明となり未だ見つかっていないという事故の件。
もう1つが、岩沢 啓人という、戸籍は存在するものの誰も知らない人物の存在が発覚し、かつ行方不明であるという変わった事件。
しかし、そのどちらも、すぐに世間には忘れ去られてしまう。
君たちといえば、その後どうしているだろうか?
改心して酒をやめただろうか?それとも未だ極上の酒を超える酒を求め呑み歩いているだろうか?
まぁどちらかは答えを聞かずともわかりそうなものだが…
>最後のRP
【クトゥルフ神話TRPG「もっと呑みたい」終了】
生還報酬:SAN回復1D6
クトゥルフ神話技能:+1%
9-2. ED:忘れ去られた呑兵衛
かつて酒という酒を呑み、その中でも極上の酒を求め奔走した呑兵衛がいたらしい。
らしいというのは、その存在を今では誰もしらないため。
なぜそんな噂が生まれたかと言うと、誰も知らないキープボトルがいくつかの店で見つかったため。
それも全く同じ名義で。
とはいえ、その人物を実際に見たという人物は現れず、このことは呑兵衛の間で語り継がれる都市伝説となった。
曰く、酒を呑みすぎると酒に呑まれ存在ごとこの世から消えてしまうらしい。
だから酒は呑んでも呑まれるなと。
【クトゥルフ神話TRPG「もっと呑みたい」終了】
>PCロスト