エンディング

9-1. END.真実の愛


あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でしたが、それは偽りの姿でした。
二人は互いに姿形を偽り、その裏に醜い本当の姿を隠していたのです。

しかし、二人は偽りの仮面を外してなお、お互いを思う心を捨てませんでした。
二人は確かに、お互いの中身を、心を思い合っていたのです。
思い合う二人に姿形などなんの関係もありませんでした。

仮面を捨てた二人がその後どのような運命をたどったのか、その答えを知るものは誰もいません。
本当の恋人としての彼らの人生は今始まったばかりなのですから。


9-2. END.儚い愛


あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でしたが、それは偽りの姿でした。
二人は互いに姿形を偽り、その裏に醜い本当の姿を隠していたのです。

二人は偽りの仮面を外すと、案の定お互いを思う気持ちを捨ててしまいました。
二人は所詮、お互いの姿を、外面を想い合っていたのに過ぎなかったのです。

仮面を捨てた二人がその後どのような運命をたどったのか、その答えを知るものは誰もいません。
もはや彼らは他人同士、二度と交わることはない運命なのですから。


9-3. END.消えた恋人たち


あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でしたが、突如として姿を消してしまいました。
そのことはニュースでも取り上げられ、遊園地で姿を消したその恋人たちの行方に関して色々な憶測が飛び交いました。

彼らは駆け落ちし人目につかない場所で幸せに暮らしている、あるいはとある蝋人形の館で彼らにそっくりな人形が見つかったとか。
しかし、真実は闇の中。ついに恋人たちは見つかることがなく、やがて人々にも忘れ去られていきました。
その後、彼らを見たものは誰もいませんでした。


9-4. END.一方通行の愛


あるところに一組の恋人がいました。
二人は誰しもが羨む理想の恋人同士でしたが、ある日を境にその片割れは姿を消してしまいました。
人々は口々に憶測を口にしましたが、当人は沈黙を貫き、真実が知れることは有りませんでした。

一方、それとは別にとある遊園地の近隣で 女性/化け物 の死体が発見されました。
当時はニュースになりましたが、それもすぐに忘れ去られていきました。
何にせよ、それは 彼/彼女 とは無関係の話です。