アンケート3
3-1. 部屋の様子

部屋の作りは先程と変わりない。
状況も先程入室時同様に、青い方のボタンだけ点滅している。
4-2. 選択式アンケート3(KPC)
参加者1(KPC)がボタンを押すと、参加者1のデバイスに以下のような文言が表示される。
※タイマーセット
Q3. 誰か3人 or 目の前の1人
人数と面識の程度による選択傾向の調査。
◀誰か3人
世界の誰か3人が対象
▶目の前の1人
斉藤睦美(26):OL
人数と面識の程度による選択傾向の調査。
◀誰か3人
世界の誰か3人が対象
▶目の前の1人
斉藤睦美(26):OL
※ガラス戸の先の様子
先程まで真っ暗だったガラスが、ボタンを押すと同時にガラスケース同様透明になり、先が見えるようになる。
そしてそこには「左側は誰も居ない空室」「右側には一人の女性」がいる。
女性は部屋に倒れ伏しており、意識はないようだ。
※ミニチュアの様子
ミニチュアには、先程と同じ作りの二分機のレールとトロッコ、そしてその先にはガラスの先にいる選択肢の人物を模したであろう精巧なフィギュアと、顔や体の黒いフィギュアが置かれている。
現在レールはまっすぐ直進するようになっており、このままだと3人の黒い人物の模型に衝突することが予想できる。
🔽時間切れ or 左と回答 した場合
トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。
部屋には何の変化もない。
一瞬、本当は何も起こっていないのではないかと淡い期待を抱く。
しかし、これまでの事象を鑑みるに、そのような期待は抱くだけ無駄であろう。
誰かはわからない、しかしその選択によって世界の誰か3人がなくなった。
それは確かなことなのだと嫌な確信がある。
🔽右と回答 した場合
トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。
そしてショーケース側、そちらからはゴリゴリ、グチャリ、ブチリと聞いたこともないような嫌な大音が聞こえてくる。
見やれば、人間がまさに透明な何かに押しつぶされて、肉塊へと変貌して行っているその過程が見える。
「きゃぁあああ!痛い痛い!」「やめて!助けて!!」など、悲痛な叫び声も合わせて聞こえてくる。
それらはガラス越しとは思えないほど、鮮明に聞こえ、まるで脳に直接声が届いているのではないと錯覚すら覚える。
一瞬のことだったが君たちには永遠の時間にも感じられたかもしれない。
やがて、声や音が静まると、そこにはただ人であったものの肉塊と、血の海と化した部屋だけが広がっていた。
やがてガラスは当初と同じく真っ暗に染まり、もうその奥を覗き見ることはできない。
4-3. 選択式アンケート3(PC)
いつの間にやら赤いボタンが点灯している。
参加者2(PC)がボタンを押すと、参加者1のデバイスに以下のような文言が表示される。
※タイマーセット
Q3. 知人誰か3人 or 目の前の他人1人
人数と面識の程度による選択傾向の調査。
◀知人誰か3人
アナタの知人のうち誰か3人が対象
知人=顔と名前が一致し、実際に話しをしたことがある人物
▶目の前の他人1人
香川隆(37):無職
人数と面識の程度による選択傾向の調査。
◀知人誰か3人
アナタの知人のうち誰か3人が対象
知人=顔と名前が一致し、実際に話しをしたことがある人物
▶目の前の他人1人
香川隆(37):無職
※ガラス戸の先の様子
先程まで真っ暗だったガラスが、ボタンを押すと同時にガラスケース同様透明になり、先が見えるようになる。
そしてそこには「左側は誰も居ない空室」「右側には一人の男性」がいる。
男性は部屋に倒れ伏しており、意識はないようだ。
※ミニチュアの様子
ミニチュアには、先程と同じ作りの二分機のレールとトロッコ、そしてその先にはガラスの先にいる選択肢の人物を模したであろう精巧なフィギュアと、顔や体の黒いフィギュアが置かれている。
現在レールはまっすぐ直進するようになっており、このままだと3人の黒い人物の模型に衝突することが予想できる。
🔽回答ボタンを始めて押した場合
ボタンを押すと、君の口から勝手に言葉が発せられる。
悪意のこもった声だ。出した覚えのないその声にはっとなるが、それ以外に特に異変はない。
SANc:なし ※自分の口が勝手に動き本来はSANチェックだが、現在は免除
🔽時間切れ or 左と回答 した場合
トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。
ショーケース側の部屋には何の変化もない。
一瞬、本当は何も起こっていないのではないかと淡い期待を抱く。
しかし、これまでの事象を鑑みるに、そのような期待は抱くだけ無駄であろう。
誰かはわからない、しかしその選択によって世界の誰か3人がなくなった。それも自分の顔見知りのうちの誰か。
果たしてそれが離したことも覚えていない程度の人物なのか、両親や家族なのかそれはわからない。少なくとも自分の隣の人物は無事のようだ。
SANc:なし ※人死にの責任の一端を負い本来はSANチェックだが、現在は免除
🔽自分で目の前の他人1人を殺した場合
トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。
そしてショーケース側、そちらからはゴリゴリ、グチャリ、ブチリと聞いたこともないような嫌な大音が聞こえてくる。
見やれば、人間がまさに透明な何かに押しつぶされて、肉塊へと変貌して行っているその過程が見える。
「うぁあああ!」「痛い!助け…やめ…!」など、悲痛な叫び声も合わせて聞こえてくる。
それらはガラス越しとは思えないほど、鮮明に聞こえ、まるで脳に直接声が届いているのではないと錯覚すら覚える。
一瞬のことだったが君たちには永遠の時間にも感じられたかもしれない。
やがて、声や音が静まると、そこにはただ人であったものの肉塊と、血の海と化した部屋だけが広がっていた。
君は流れに任せるのではなく、自分の意志で目の前の1人の人物を殺害した。
そのことで自らの親しい人物を救ったとも言えるが、果たしてその選択が正しかったのかは答えは出ない。
SANc:なし ※自らの手で人を殺し、本来はSANチェックだが、現在は免除
君たちが呆然としていると、やがてガラスは当初と同じく真っ暗に染まり、もうその奥を覗き見ることはできない。
4-4. 口頭アンケート3
それと同時に、奥の扉がひとりでに開く。
その先にはここに来るときに通ったときと同じような通路が繋がっているようだ。
通路の先、続く扉の手前に案内員が居た。
案内員は君たちを認めると会釈し、以下のように述べる。

「選択式アンケート3番へのご回答お疲れ様です」
「続いて口頭アンケート3番へのご回答をお願い致します」
Q. アナタにとって、死んでも心が傷まない程度の他人とはどのような人のことを指しますか?
>PC達の回答
「なるほど、かしこまりました」
「ご回答、ありがとうございます」
「引き続き、選択式アンケート4番へのご回答の程、よろしくお願いいたします。」