アンケート4

5-1. 部屋の様子



部屋の作りは先程と変わりない。
状況も先程入室時同様に、青い方のボタンだけ点滅している。


5-2. 選択式アンケート4(KPC)


参加者1(KPC)がボタンを押すと、参加者1のデバイスに以下のような文言が表示される。
※タイマーセット

Q4. 他人1人 or 知人1人

面識の程度による選択傾向の調査。

◀他人1人
高山恵子(46):舞台女優

▶知人1人
{知人1名前}({知人1年齢}):{知人1職業}

※ガラス戸の先の様子
先程まで真っ暗だったガラスが、ボタンを押すと同時にガラスケース同様透明になり、先が見えるようになる。
そしてそこには「左側は見知らぬ一人の女性」「右側には見知った一人の女性」がいる。
二人はいずれとも部屋に倒れ伏しており、意識はないようだ。

※ミニチュアの様子
ミニチュアには、先程と同じ作りの二分機のレールとトロッコ、そしてその先にはガラスの先にいる選択肢の人物を模したであろう精巧なフィギュアが置かれている。
現在レールはまっすぐ直進するようになっており、このままだと見知らぬ一人の女性のフィギュアに衝突することが予想できる。

🔽時間切れ or 回答 した場合


※右を選ぶことを想定していません

トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。

そしてショーケース側、そちらからはゴリゴリ、グチャリ、ブチリと聞いたこともないような嫌な大音が聞こえてくる。
見やれば、人間がまさに透明な何かに押しつぶされて、肉塊へと変貌して行っているその過程が見える。
「痛い!なんで!誰か!」「助け・・・」など、悲痛な叫び声も合わせて聞こえてくる。
それらはガラス越しとは思えないほど、鮮明に聞こえ、まるで脳に直接声が届いているのではないと錯覚すら覚える。
一瞬のことだったが君たちには永遠の時間にも感じられたかもしれない。
やがて、声や音が静まると、そこにはただ人であったものの肉塊と、血の海とかした部屋だけが広がっていた。

SANc:なし ※自らの手で人を殺し、本来はSANチェックだが、現在は免除

君たちが呆然としていると、やがてガラスは当初と同じく真っ暗に染まり、もうその奥を覗き見ることはできない。


5-3. 選択式アンケート4(PC)


そしてまた、いつの間にやら赤いボタンが点灯している。
参加者2(PC)がボタンを押すと、参加者2のデバイスに以下のような文言が表示される。
※タイマーセット

Q4. オリジナルの他人1人 or 複製体の知人1人

面識の程度と複製/オリジナルでの選択傾向の調査。

◀オリジナルの他人1人
菊池洋子(13):中学生、板橋区在住

▶複製体の知人1人
{知人2名前}({知人2年齢}):ボタン押下と同時に誕生、体は細胞単位で同一、精神体も完璧に複製(オリジナルはアンケートには無関係)

※ガラス戸の先の様子
先程まで真っ暗だったガラスが、ボタンを押すと同時にガラスケース同様透明になり、先が見えるようになる。
そしてそこには「左側は見知らぬ一人の女の子」「右側には見知った容姿の1人の女の子」がいる。
ふたりとも部屋に倒れ伏しており、意識はないようだ。

※ミニチュアの様子
ミニチュアには、先程と同じ作りの二分機のレールとトロッコ、そしてその先にはガラスの先にいる選択肢の人物を模したであろう精巧なフィギュアが置かれている。
現在レールはまっすぐ直進するようになっており、このままだと見知らぬ一人の女の子のフィギュアに衝突することが予想できる。

※知人の様子
起こして話す場合、知人は君の知る知人そのものであることがわかる。
一点違うことは、額のあたりに本日の日付から始まる連番が印刷されたように書かれているだけだ。

🔽回答ボタンを始めて押した場合


ボタンを押すと、君の口から勝手に言葉が発せられる。
悪意のこもった声だ。出した覚えのないその声にはっとなるが、それ以外に特に異変はない。

SANc:なし ※自分の口が勝手に動き本来はSANチェックだが、現在は免除

🔽時間切れ or 回答 した場合


トロッコはゆっくりとレールを進み、やがてフィギュアのもとにたどり着く。
フィギュアは、トロッコとレールの間に巻き込まれ、あっという間にその身を残骸へと変える。
中身はどうなっているのか、ぶちり、ぐちゃりと嫌な音を立て、周囲に赤黒い液体を撒き散らす。
その場にあったのがフィギュアだったとはこの惨状だけみたものには想像もつかないことだろう。

そしてショーケース側、そちらからはゴリゴリ、グチャリ、ブチリと聞いたこともないような嫌な大音が聞こえてくる。
見やれば、人間がまさに透明な何かに押しつぶされて、肉塊へと変貌して行っているその過程が見える。

>死人のRP(知人の場合分厚く)

悲痛な叫び声が、君たちの脳に直接かと言わんばかりに鮮明に聞こえるも、やがてそれも聞こえなくなる。
あとに残されたのはただの血溜まりと、人であったことかも疑わしい肉塊だけだった。

🔽自分で知人を殺した場合


君は自らの手で、知人と同じ姿をした人物を殺害した。
そのことで見知らぬ人を救ったとも言える。が、そんなことで自らの罪悪感が和らぐことはない。
知人の断末魔が耳から離れない。知人の最期の姿が網膜から離れない。
しかし、心は動揺するどころか、不自然なほどに落ち着いている。

SANc:なし ※自らの手で親しい人を殺し、本来はSANチェックだが、現在は免除

やがてガラスは当初と同じく真っ暗に染まり、もうその奥を覗き見ることはできない。


5-4. 口頭アンケート4


🟡KP向け:番号の確認
自分、またはパートナーの番号を確認した場合、番号は何処にも認めることができません。
腕のデバイスの下を確認したい旨を聞かれた場合は、当初通りずらすこともできないと伝えてください。
それと同時に、奥の扉がひとりでに開く。
その先にはここに来るときに通ったときと同じような通路が繋がっているようだ。

通路の先、続く扉の手前に案内員が居た。
案内員は君たちを認めると会釈し、以下のように述べる。

「選択式アンケート4番へのご回答お疲れ様です」
「続いて口頭アンケート4番へのご回答をお願い致します」


Q. 肉体、記憶、精神体共にオリジナルと寸分たがわぬ複製体は、オリジナルに劣っていると思いますか?劣っていると答えた方はどこがオリジナルに劣っていると感じますか?
>PC達の回答

「なるほど、かしこまりました」
「ご回答、ありがとうございます」
「引き続き、選択式アンケート5番へのご回答の程、よろしくお願いいたします。」