第13話「DREAME COME TRUE!魔法少女よ永遠に!」

ED1:魔法少女よ永遠に
🟡KP向け:ED解説
本EDは、ストレッツや悪夢の化身との戦いがなかったことになった、平和な世界が舞台です。
PC達が勝ち取った、大切な人とともにあれる何気ない日常を、丁寧に描写してください。
PCはこれまでの記憶は残っているものの守護者の能力は失っており、またPC以外の人たちからは守護者の記憶もなくなってしまっているのでご注意ください。
世界にはまだ沢山の負の感情が溢れていますが、希望と夢を搾取する存在が消えたので、少しずつ活力に溢れ良い方向に向かっていくことを描写できるとよいです。
🟡KP向け:SAN値切れの処理
SAN値切れのPCが居る際は、セッション時の記憶をすべて失う代わりに、SAN値を初期値に戻してください。
その場合、クリア報酬は無しになります。
-1A. 夢から覚めて
▶イベント:日時の確認
本日は12月25日(日曜日)です。
雪も降っているホワイトクリスマスです。
▶イベント:悪夢の痕跡が消えた世界
ストレッツや悪夢の化身との戦いが嘘だったかのように、世界は何事もなく、ただいつも通りに日常が始まる様子を描いてください。
▶シーン例
柔らかな光を全身に浴び、眩しさに目を覚ます。
どこかぼんやりとした感覚の中で、自分がどこにいるのかを理解できずにいた。
周囲を見回し、壁や天井を照らす朝の光に少しずつ記憶が呼び起こされ、ここが崩壊したはずの自宅であることを理解する。
頭がぼんやりとしたまま起き上がり、リビングに行くと、あなたの大切な人が「おはよう」と笑顔で挨拶をしてくる。
家の外を見ても、崩壊し瓦礫と化していた街の風景は存在せず、ただ平穏な午前の街並みが広がっている。
建物は整然と並び、舗装された道には人々が行き交っている。
しかし、クリスマスの装飾が街を彩っているものの、そこを歩く人々の表情はどこかさえない。
周囲には普段通りの景色が広がっているが、それでもどこか現実感が薄い。
外を見てもニュースを見ても、あの悪夢のような出来事の痕跡は一切残っておらず、最初から存在しなかったかのようだ。
すべてが夢と現実の狭間にあるような、なんともいい難い感覚に襲われる。
-2A. 娘との聖夜(PC1)
🟡KP向け:KPCのRP方針
ここでは、平穏な世界でKPCと過ごすクリスマスの様子を描写します。
事件は何も起こらず、KPCの贈り物も当然無事のため、KPCはサプライズを途中で仕掛けてくることでしょう。
また、KPCは平穏な世界に何も疑問をいだいていませんが、指摘すると昨日までの記憶がどこかあやふやと不思議がるかもしれません。
▶イベント:KPCと過ごす聖夜
KPCは日中友達と出かけるため、PCと過ごすのは夜からになります。
夜どのように過ごすかは、PCに任せ、適切な描写を行ってください。
▶イベント:降り出す雪
夕方から夜にかけて雪が降ってきます。
しんしんと降る雪を眺めてPCとKPCで一喜一憂してみるのも良いかと思います。
▶イベント:KPCからのサプライズ
PCと一緒に過ごす中で、良きタイミングでKPCからPCにサプライズプレゼント(マフラー)を贈ってください。
KPCは内緒で編み物教室に通っていたことを白状し、照れた様子でプレゼントを手渡してくることでしょう。
-3A. 恋人との聖夜(PC2)
🟡KP向け:KPCのRP方針
ここでは、平穏な世界でKPCと過ごすクリスマスの様子を描写します。
事件は何も起こらず、KPCの贈り物も当然無事のため、KPCはサプライズを途中で仕掛けてくることでしょう。
また、KPCは平穏な世界に何も疑問をいだいていませんが、指摘すると昨日までの記憶がどこかあやふやと不思議がるかもしれません。
▶イベント:KPCと過ごす聖夜
KPCはこの日、プロポーズのためのデートプランを練っており、日中外出してから夜まで二人でいろいろな場所を巡ることでしょう。
KPCの性格に合わせて素敵なデートの様子を描いてください。
▶イベント:降り出す雪
夕方から夜にかけて雪が降ってきます。
しんしんと降る雪を眺めてPCとKPCで一喜一憂してみるのも良いかと思います。
▶イベント:KPCからのサプライズ
PCと一緒に過ごす中で、良きタイミングでKPCからPCにサプライズプレゼント(婚約指輪)を贈ってください。
それとともにKPCは真剣な様子で、プロポーズをしてくることでしょう。
-4A. 続く日常
▶イベント:交差するPC達
それぞれのシーンのあとに、街中などでPC達が偶然すれ違うシーンを描写してください。
(タイミングが合わなければクリスマス当日ではなく、後日としてもらってもいいです。)
立ち止まって話すのか、会釈にとどまるのか、目線だけ会って知らないフリをするのか、どう反応するかはPCの自由です。
世界は以前と何も変わっていない。
一見平穏な世界の中にあって、依然として人々の心には負の感情が渦巻いている。
それこそがあなた達が起こしたキセキなのだが、あれだけの夢と希望を目撃したあなた方は、今の世界にどこか寂しさを覚えるかもしれない。
しかし、あなた方は知っている。
鬱屈とした世の中にあっても、人々の心には、まだ夢や希望の種が宿っていること。
そしてきっかけさえあれば、その種は芽吹き、思いも寄らないキセキを呼び起こせることも。
人々から夢と希望を奪う悪夢の化身はもはや存在しない。
一人一人が夢と希望を大事に育てれば、きっと世界は少しづつ良い未来につながっていくはずだ。
今はそう信じて、大切な人とともに、地に足をつけ懸命に日々を送る他無い。
負の感情を晴らし、人々に夢と希望を与えるキセキの存在(守護者)は、もはやこの世には存在しないのだから。
🟡KP向け:クリア報酬
・SAN回復:8D6
・その他 :守護者能力の喪失 (継続可)
ED2:魔法少女よ永遠に
🟡KP向け:ED解説
本EDは、守護者たちが悪夢の化身と戦い勝利した世界と地続きの世界です。
世界は荒廃していますが、戦いを目撃し夢と希望を持った人たちが、前向きに復興に取り組んでいる様子を描写してください。
守護者がPCであることはKPCにはすでに感づかれているため、PCと過ごす中でKPCは改めて感謝の意を示すことでしょう。
しかし、厳しい現実の中で悪夢もまた確実に力をつけており、最後はこれからも戦いが続くことを予感させてシーンを締めてください。
-1B. 覚めない夢
▶イベント:日時の確認
本日は12月25日(日曜日)です。
雪も降っているホワイトクリスマスです。
▶イベント:悪夢の先の世界
ストレッツや悪夢の化身との戦いがの傷が生々しく残る世界において、人々が前向きに生きるさまを描写してください。
▶シーン例
柔らかな光を全身に浴び、眩しさに目を覚ます。
どこかぼんやりとした感覚の中で、自分がどこにいるのかを理解できずにいた。
周囲を見回し、壁や天井を照らす朝の光に少しずつ記憶が呼び起こされ、ここが避難所の中であることを理解する。
頭がぼんやりとしたまま体を起こすと、同じく起きたばかりの様子のあなたの大切な人が「おはよう」と笑顔で挨拶をしてくる。
周囲を見れば、同じく避難所にいる人々の様子がうかがえるが、その表情はこのような状況なのに、どこか明るい印象を受ける。
外を見れば、昨日の戦いの痕跡が生々しく残っており、その周囲には荒廃した街並みが広がっている。
ラジオからは、以前復興の目処がつかないことが報道されるが、周囲の人達から悲観的な様子はそれほど見られない。
そして、人々は誰に言われるでもなく外に出ると、黙々と復興作業に取り掛かり始める。
各々が出来ることを精一杯行い、どうにか生活の環境を整えようとする様に、人々の底力を感じずにはいられない。
-2B. 娘との聖夜(PC1)
🟡KP向け:KPCのRP方針
ここでは、荒廃した世界でKPCと慌ただしく過ごすクリスマスの様子を描写します。
KPCはこのような状況においても悲観することなく、前向きに復興に取り組むことでしょう。
それはPCの活躍を目の当たりにしたためであり、KPCは直接そのことに言及しないものの、改めて感謝の意を伝えてくるかもしれません。
▶イベント:KPCと過ごす聖夜
KPCは復興に積極的で、そのためPCと一緒に過ごすかどうかはKPCの性格次第になります。
(男手に駆り出されるPCに対して、KPCは炊き出しや生活環境の向上などに取り組むかもしれません)
ただ、休憩のタイミングや夜などは一緒に過ごせるので、そういったシーンも加えてください。
▶イベント:降り出す雪
夕方から夜にかけて雪が降ってきます。
しんしんと降る雪を眺めてPCとKPCで一喜一憂してみるのも良いかと思います。
▶イベント:KPCからの感謝の言葉
KPCはPCが自ら守護者であることを明かさなければ、積極的に言及することは有りませんが、ふとしたタイミングでお礼を言って来ることでしょう。
何とは言わずとにかくありがとうと伝えてもいいですし、性格によっては直接世界を救ってくれてありがとうと言うかもしれません。
-3B. 恋人との聖夜(PC2)
🟡KP向け:KPCのRP方針
ここでは、荒廃した世界でKPCと慌ただしく過ごすクリスマスの様子を描写します。
KPCはこのような状況においても悲観することなく、前向きに復興に取り組むことでしょう。
それはPCの活躍を目の当たりにしたためであり、KPCは直接そのことに言及しないものの、改めて感謝の意を伝えてくるかもしれません。
▶イベント:KPCと過ごす聖夜
KPCは復興に積極的で、そのためPCと一緒に過ごすかどうかはKPCの性格次第になります。
(男手に駆り出されるKPCに対して、PCは炊き出しや生活環境の向上の作業に引っ張っていかれるかもしれません)
ただ、休憩のタイミングや夜などは一緒に過ごせるので、そういったシーンも加えてください。
▶イベント:降り出す雪
夕方から夜にかけて雪が降ってきます。
しんしんと降る雪を眺めてPCとKPCで一喜一憂してみるのも良いかと思います。
▶イベント:KPCからの感謝の言葉
KPCはPCが自ら守護者であることを明かさなければ、積極的に言及することは有りませんが、ふとしたタイミングでお礼を言って来ることでしょう。
何とは言わずとにかくありがとうと伝えてもいいですし、性格によっては直接世界を救ってくれてありがとうと言うかもしれません。
-4B. 新たな戦い
世界は以前と大きく変わってしまった。
しかし、荒廃した世界の中にあって、人々の心には強い夢と希望が宿っているように思える。
どんなにひどい状況にあっても、人々の心に光りがある限り、未来はそう悪いものにはならないはずだ。
しかし、気持ちばかりではどうにもならないことがあるのも事実。
劣悪な環境に身を置く中で、人々の心の薄暗い部分が強まっていくのをひしひしと感じる。
やがて、その薄暗い気配は形をなし、世に新たな不吉な存在が生まれ落ちたことを感知する。
ストレッツと言うより悪夢の化身に近いこの気配は、いわば悪夢の戦士と言ったところだろうか。
どこからともなく人々の悲鳴と祈りの声が聞こえ、それに呼応するかのように夢のカケラがきらめく。
>戦いに赴くPCのRPとそれを見送るKPCのRP
どうやらあなた達の慌ただしい日々はまだまだ終わりそうにない。
🟡KP向け:クリア報酬
・SAN回復:7D6
・その他 :守護者としての能力と責務 (継続不可)
ED3:悪夢は現実に
🟡KP向け:ED解説
このEDはPCが道半ばで倒れ、悪夢が勝利した場合の世界です。
現実が全て闇に覆われ、人々はただ悪夢を見るだけの肉人形と化してしまった様子を残酷に描写してください。
-1C. 変わり果てた現実
守護者の敗北により、現実世界は次第に悪夢の領域に上書きされていってしまった。
かつて賑わいを見せていた街は、今や荒廃し、崩れ落ちたビルや瓦礫の山が無秩序に散らばっている。
道路はひび割れ、アスファルトは崩れ去り、かつての生活の痕跡は影を潜め、ただ無惨な荒涼とした風景が広がっていた。
生き残った人々は、希望を失い、どこにも行き場のないまま彷徨っている。
暗雲に覆われた空の下、彼らはただ悪夢に取り憑かれたように虚ろな表情で生きていた。
目に光はなく、まるで魂を抜かれたかのように重たい足取りで歩く者もいれば、ただ地面に横たわり、悪夢にうなされながら眠る者もいる。
人々の心から夢も希望も消え去り、街には絶え間なく重苦しい沈黙が満ちている。
時折、遠くで風が瓦礫を転がす音だけが響き渡り、それがこの世界にわずかな動きをもたらす唯一の音であった。
草木は黒く枯れ果て、建物の影には不気味な黒い粘液が滲み出し、悪夢の化身が残した痕跡が街の至るところに見られる。
現実世界は、もはや誰もが逃れられない悪夢そのものとなり果ててしまった。
生き残った人々は、かつての平和を夢見ることすら許されず、ただ荒廃した世界の中で悪夢にうなされ、滅びの時を願うことしかできなかった。
🟡KP向け:クリア報酬
・なし
・PCロスト