最終ループ(7周目)

🟡KP向け:ループ上の注意


・ループのたびにHPとMPは全回復します(SAN値はそのままです)
・ループのたびにSANチェックが発生しますが、これに対し慣れは適用されません
・SAN値上限の更新(不定チェック用)を行うには、ループを一度行う必要があります

7-1. ループ開始


白い白い空間であの音楽が鳴り響く。
その音はどうやら自身から鳴り響いているようだ。
音源と思しきスマートフォンを取り出し、耳に当てる。
すると周囲の景色が急に色づき、人々の喧騒が聞こえてくる。

人混みの中、眼の前の巫女服の女性は懐からスマホを取り出すと、自然とその着信に出る。
直後女性はしまったと言った表情で眉をしかめるも時すでに遅し。

「…はい、五条…」
「え?ああ、はい…はい…はい?今からです?」
「緊急ってそんな…あたし今日は無理って散々言ったじゃないですか…」

「どうしてもってそんな勝手な…」
「ああもう、わかりましたよ!わーかーりーまーしーた!」


眼の前に居るのは君達の友人五条文子。
そして周囲に広がるのは太宰府の駅前の景色。
もう幾度目かわからないループ、しかしなおも君達の常識は崩れる余地を残していたらしい。

 SANc:1/1D7 

着信へと意識を割くと、すでに通話は切れていたようでスマホからはツーツーと虚しい音がするのみだ。
手の甲からチクリと痛みを感じれば、そこには一の文字が浮かび上がっていた。
いよいよ泣いても笑ってもこれがラストということのようだ。

「すまん、ついつられて電話に出ちまった…」
「職場から呼び出しだ…急な欠員で今から出なきゃならなくなっちまった」

「悪い!ほんとごめん!」
「夕飯は豪華にするから!この通り!」

そう言って彼女は両の手を合わせて腰を曲げてこれでもかという謝罪の意をポーズで示す。


7-2. 巡る展開


「かといってお前らをほっぽりだすのも無責任が過ぎる…」
「致し方ない…」

眉をしかめながら少し逡巡し、文子は意を決してスマホを取り出しどこかへコールをする。

「もしもし、あーもううるさいうるさい!かけたくてかけたんじゃないやい!」
「ちょっと頼みがあってさ、どうせ天満宮に居るだろ?」

「友達の観光案内しようとしてたんだけどさ、急に職場に呼び出されてさ」
「あーもうわかってるって、だからこうして電話したんだろ」
「頼むよ…あーうっせ!お・ね・が・い・し・ま・す!これでいいか???」

「ん…じゃあ頼むわ…」
「延寿王院前な」

ピ、とスマホを切るとどっと疲れたように深く息を吐きだす。


「すまん、みっともないところを見せた」

「観光案内の方、お願いできるやつがちょうど天満宮にいたからそいつにお願いした」
「参道真っすぐ行くと、牛の像があるんだ、そこで待たせてる」

「まぁ胡散臭いおっさんだが太宰府に関してはあたしより詳しい」
「その点に関しては信用してもらっていい、その点に関しては…」

「おっとすまん!もう行かなきゃ!」
「ほんとごめんな!また後で連絡するから!!」
「あ、気に入らなかったらほっぽいていいから!」


そう言って文子は袴姿なのを苦にせず器用に駆け出す。
そして数秒の後、LINEに一枚の画像とメッセージが送られてくる。
このおっさんと書かれた画像には、渋い中年の男性が写っていた。


🟡KP向け:調査指針について


ここでは幸一にこのループが夢であることを指摘され、夢自在術を使い各社に秘された秘術他を調べる流れを想定しています。
時間が止められるようになるため、最終ループですが実質的な制限時間はなくなる想定です。
夢自在の術を忘れている場合は、幸一の方から何かしらないかくどく聞き込むようにしてください。

7-3. 幸一との再会


もはや通い慣れた参道を通り、御神牛の元へと向かう。
10分もしないうちに目的地にたどり着き、そこには写真で見た通りの、いや先ほどまで会っていた人物がいた。

「おっ、よう」
「また会ったね」

そうあっけらかんと言い放つ男性、高辻幸一が君たちを待ち受けていた。

▶幸一とのRP例



PC 記憶があるのかなどの質問

「お、その様子…」
「君達もこの夢のループに囚われてるのかい?」

彼は嬉しげにそう答える。

PC 夢?などの質問

「え、夢だろこれ」
「現実にしてはあまりにぶっ飛んでるし…」

「それにほら」

そう言って彼はその場でジャンプする。
すると奇妙なことに落下するはずの幸一が一拍空中に静止し、おくれて落下を始める。

「ほらほら?」
「今一瞬浮けたろ???」
「いやーさんざん練習してやっとこれだけ飛べるようになったんだ」
「次は空を飛びたいところだね」

そう言って少年のように笑う中年。
若干呆れてしまう光景だが、夢だという実証には十分な証拠だろう。

PC 今までのことを話すなど

「なるほど、僕が∞太宰府ループを楽しんでいる裏でそんな事があったんだね」
「このままじゃ文子の命がない…」
「どころかたとえ文子を犠牲にしても夢から覚められる保証もないと…」


PC 夢自在の術について話す

「なに?時止めと壁抜けだって?」
「男のロマン!オラオラじゃないか!」

「ぜひ教えてくれよ!」
「いえ、教えて下さい!」

そう言って幸一はそれはそれはきれいなお辞儀をする。

PC 夢自在の術を何に使うのか聞く

「それは勿論…」

「立入禁止のお社の内部を調べるに決まってるじゃないか」

と彼は一拍ためてニヒルに笑って答える。

「御神体はめったに公開されないからね」
「この夢のリアルさを考えるに御神体もきっちり再現されていると考えていいだろう」
「夢だから罰当たりじゃないしね」

◆次の方針についての話し合い


夢自在の術を使い、各社に忍び込むのが正順手となります。
幸一の話から夢であることを指摘されたうえで、夢自在の術を使えることを幸一に伝え話を聞く、あるいは自力で思いつくなどして社に忍び込む流れに持っていくようにしてください。
ただ、ここは自発的に思いつくのは難しい場所なので、幸一とのRPを通じて伝えるのがわかりやすいでしょう。
幸一を無理に同行させる必要はありませんが、その場合は難しい日本語を自力で読む必要があります。(勿論後で聞いてもよいです)

「君達も次の手が思いつかないならどうだい?」
「社めぐり」
「なんだかんだ歴史ある社たちだ、思わぬ掘り出し物があるかもしれないよ?」

「それにほら」
「僕と一緒だったら難しい日本語なんかも読んであげられるよ」



7-4. 裏太宰府探索


🔽夢自在の術①を使う場合


君達が術を唱えると周囲に大勢いた通行人たちがピタリとその動きを止める。
まるで映画のエキストラさながらのその光景はどうも現実離れして感じられる。
だがしかし、安っぽい特撮とはこれはわけが違い、行き交う人達は瞬き呼吸すらせず、完全にその生の歩みを止めている。

 SANc:0/1 

🟡KP向け:時間停止中のMPについて


小休止すれば回復します、上限はありますが実質無限です。

「さてどこから回ろうか」
「僕はどちらかと言うと公開機会の少ない裏側…」
「まぁさっき回った上級コースのほうが主に気になるね」

と、怪しそうなところをピックアップして教えてくれる。

◆探索リスト


・志賀社
・楓社
・謎の建物
・大国神社
・伝衣塔

🟡KP向け:社暴きについて


当然ですが現実では絶対に真似をしないようにお願いします。
執拗な覗き込みなどもせず、マナーよく参拝しましょう。


7-5. 志賀社


改めて志賀社、太宰府最古の社と呼ばれるこの末社には何が眠っているのだろうか。

🔽夢自在の術②を使う場合


君は壁をすり抜け社の内部を覗き見る。
そこには御神体とともに安置される箱のようなものがおいてあった。
箱の中身には何やらいかにも年代物といった風体の巻物が丁寧に折り畳められ収められていた。
内容はパッと見ではわからない、どうも古い言葉で書かれているらしい。

🔽巻物を読む場合


🎲判定:日本語技能/2
判定成功!
君はこの巻物に書かれていることを理解することができる。

▶発見:<太宰府守護の術>
▶発見:<時間の流れについて>
判定失敗...
よくわからなかった。

🔽幸一に読ませる場合


無条件に内容を教えてもらえる。

▶発見:<太宰府守護の術>
▶発見:<時間の流れについて>

<確認:太宰府守護の術>


<確認:時間の流れについて>


「なるほど…つまり僕たちはこの守護の術によって機会を与えられているってわけだ」
「えーっと機会が七回ってことは…ひぃふぅみぃ…あれ、これが最後?」

「もしかしなくても結構なピンチなんじゃ…」
「時間が止まりでもすれば話は別なんだけどね…」



7-6. 楓社


改めて楓社、道真公の正妻、宣来子様を祀る社には何が眠っているのだろうか。

🔽夢自在の術②を使う場合


君は壁をすり抜け社の内部を覗き見る。
そこには御神体とともに安置される箱のようなものがおいてあった。
箱の中身には何やら相当にくたびれた紙が丁寧に折り畳められ収められていた。
内容はパッと見ではわからない、どうも古い言葉で書かれているらしい。

🔽紙を読む場合


🎲判定:日本語技能/2
判定成功!
君はこの紙に書かれていることを理解することができる。

▶習得:<桑原の術>
判定失敗...
よくわからなかった。

🔽幸一に読ませる場合


無条件に内容を教えてもらえる。

▶習得:<桑原の術>

<確認:桑原の術>


7-7. 謎の建物


ここ、謎の建物には果たして何が眠っているのだろうか。
そもそも何かあるのだろうか、疑問に思いつつも君達は調べざるを得ないだろう。

🔽夢自在の術②を使う場合


君は壁をすり抜け建物の内部を覗き見る。
そこには意外なことに棚と書物がいくつか並べられていた。
古そうなものからノートなどの新しそうなものまでラインナップは様々だ。
この中から役に立つ何かを探すのは少し骨が折れそうだ。

🔽何かを探す場合


🎲判定:図書館 or 目星-1(7版のみ)
判定成功!
数冊気になる書やノートなどを見つけることができた。
判定失敗...
よくわからなかった。

🔽見つけたものを読む場合


🎲判定:日本語技能/2
判定成功!
君はこの紙に書かれていることを理解することができる。

▶習得:<俯瞰の術>
▶習得:<念話の術>
▶習得:<目覚めの術>
判定失敗...
よくわからなかった。

🔽幸一に読ませる場合


無条件に内容を教えてもらえる。

▶習得:<俯瞰の術>
▶習得:<念話の術>
▶習得:<目覚めの術>

<確認:俯瞰の術>


<確認:念話の術>


<確認:目覚めの術>

🟡KP向け:それぞれの術を使った場合


それぞれの術を使った場合の描写は次章にまとめて記載してあります。


「なんというか残念なラインナップだね」
「研究するのもはばかられる与太話の類をまとめておいてるって感じかな」

「ワクワクしてたけど蓋を開ければこんなものか」



7-8. 大国神社


天満宮から外れたこじんまりとした社。
こんな場所になにかあるのだろうかと疑問に思いつつも、君達は探索を行う。

🔽夢自在の術②を使う場合


君は壁をすり抜け社の内部を覗き見る。
そこには御神体とともに安置される箱のようなものがおいてあった。
箱の中身には何やら相当にくたびれた書物が丁寧に収められていた。
内容はパッと見ではわからない、どうも古い言葉で書かれているらしい。

▶発見:<栄梵乃書(複製)>

<確認:栄梵乃書>


「こりゃなんとも手ごわそうだね…」
「読むのには途方もなく時間がかかりそうだ」

🟡KP向け:魔導書解読への誘導


すべての探索を終えた段階では、事件解決に必要な情報がまだ足りていません。
その事に気づき、自分から魔導書解読に行ってもらうのが理想ですが、PCがそのことに思い至らない場合は魔導書も読まなくてはならないかもと、幸一の方から進言する等して、誘導を行うようにしてください。

→読む場合:魔導書の扱い


7-9. 伝衣塔


道真公が悟りを開いた証の法衣が収められているという話の塔だが、果たしてここには実際に何があるのだろうか。

🔽夢自在の術②を使う場合


君は壁をすり抜け社の内部を覗き見る。
石櫃の中、そこには法衣と布巻き…いや巻物のようなものがおいてあった。
巻物の内容はパッと見ではわからない、どうも古い言葉で書かれているらしい。

🔽巻物を読む場合


🎲判定:日本語技能/2
判定成功!
君はこの紙に書かれていることを理解することができる。

▶習得:<夢交信術>
判定失敗...
よくわからなかった。

🔽幸一に読ませる場合


無条件に内容を教えてもらえる。

▶習得:<夢交信術>

<確認:夢交信術>


7-10. 魔導書の扱い


「本気で読むつもりかい?」

「確かに、これだけの書だ」
「何か打開策があるかもしれないが…」
「しかし無いかもしれない」

「それに止まった時間の中で長時間過ごすのは多分想像以上にストレスがかかるはずだ」
「君達にその覚悟があるかい?」

と幸一はこれまでにない真剣な目で警告をしてくる。


🔽それでも読むと宣言する場合


「その覚悟や良し」
「であれば僕も付き合おう」

やれやれと言った様子で幸一はその場にドカリと座る。

「分担すれば多少早く終わるかもしれないだろう?」
「三人よればモモンジャの知恵ってね」


魔導書研究

🟡KP向け:読まない場合


根本的な事件解決が不可能になります。
基本的に死亡エンドとなりますのでご注意ください。
入手後すぐ読まずとも、一通り探索を終えて改めて読むでも大丈夫です。