続・最終ループ(7周目)
8-1. 魔導書(栄梵乃書)研究
◆魔導書研究のルール
・一人ずつ交代で研究を行い、研究値が50になれば研究完了
・研究までにかかった回数に応じてSAN値が減少する
▶研究の流れ
・担当者をひとり決める
・知識ロールを行い、成功したら1d10を、失敗したら1d5をふる
・でた出目を研究値に加算する、以降これの繰り返し
※連続で同じ担当が研究することもできるがその場合即座に担当者のSAN値1減少
※合計回数/2(切り捨て)のSAN値が最終的に減少
※合計回数×3週間だけ時間が経過
🟡KP向け:参考データ
参考までに同じ内容のエイボンの書は、減少SAN値2d4、解読期間36週間
8-2. 解読完了
あれからどれほどの時が経っただろうか。
止まった時間の中で君達はひたすらひたむきに書の解読を進めた。
幾度挫けそうになりつつも、自分を奮い立たせ、ときに励まし合い君達は解読し続けた。
その甲斐あって書の大半を読破し、いくつかの重要そうな呪文を見つけることができた。
▶習得:<大虚空天の招来>
▶習得:<門の創造>
▶習得:<大虚空天の呪詛>
▶習得:<時繋ぎの術>
▶クトゥルフ神話技能+8%
8-3. 行動指針相談
🟡KP向け:調査指針について
ここでは大まかに下記の流れを想定しています。
思いつかない場合などは適宜アイデアを振らせる、幸一が助言するなどして誘導してください。
ただ、謎解きはPCが主体で行えたほうが達成感が出るため、極力助言程度に押さえるようにしましょう。
①アイデアで思い出す、あるいは俯瞰の術で現世の自分たちの状況を確認する(雷が落ちる直前)
②夢交信術+時繋ぎの術で、現実の昼寝していた恵子の夢に侵入する
③現実の時平を無力化し、恵子に④⑤を指示をする
④現実の文子が天神招来を行う、その際血の代わりに紅葉を用いる
⑤現実の恵子が桑原の呪文で探索者たちを保護する
⑥念話の術+時繋ぎの術で、一周前のループ開始時点の自分へ電話をかけ文子には何も伝えないように指示する
⑦目覚めの術で目を覚ます
🟡KP向け:時間の流れについて
太宰府守護の術にもありますが、夢でのループ中も厳密には時間が少しずつ進んでいます。
正確ではありませんが、ループが始まったのが18時だとすると、1周目ループが18時0.001秒、2周目ループが18時0.002秒と言った具合に。あくまで時間が圧縮されているに過ぎません。
そのため、時繋の術でループ中の時間を指定しても呪文は成立します。(時間が巻き戻っているわけではないので)
🟡KP向け:対象人物について
混乱しやすいところですが、ループ中の人物と現世の人物は厳密に言えば別人です。
ループ中の人物は太宰府に残った記録をそのまま呼び起こしたいわば複製体。
そのため、例えば同じ恵子を対象とする場合でも、ループ中の恵子を対象とするか、現実の恵子を対象とするかと言った問題がでてきます。
🟡KP向け:神のまにまにによるコスト代替について
かつて道真公が夢を介し招来させた火雷神(クトゥグア)は、現在道真公と同一視され天神として奉られています。
そのことから、道真公当人が行った捧げ物の代替を、道真公当人は嫌と言えないよね?という理論で行っている強引な論理です。
そのため、他のケースでは勿論代替が効きません。風流がわかる雅な神様がクトゥルフにいればわかりませんが。

「なんとかなったね、やれやれ」
「これで手札は出揃ったかな…?」
「さて、これを使ってどうしたものか」
🔽動き方がわからない場合のヒント

「なにはともあれ、現状確認してみないと動きようがないんじゃないかな」
「僕たちは一体いつループをはじめたんだろう」
▶更に考えてわからなかった場合
→アイデアに成功すると 最後に見た光景 を思い出すことができる。

「それと、太宰府と自分の身を守るために、確実にしないといけないことはなんだろう」
▶更に考えてわからなかった場合
→アイデアに成功すると、時平の撃破、正しい天神の招来、桑原の呪文での自分たちの保護、と必須事項が思い当たる
🔽恵子の夢へ侵入することが思いつかない場合のヒント

「いずれにせよ目が覚めたところで僕らにできることはほぼ無い」
「であれば外に協力者を求めるべきじゃないかな?」
「今夢からコンタクトを取れる人物が誰か居ないだろうか」
🔽文子の助け方がわからない

「文子が赤い海に沈んでいた事実自体は変えられない」
「変えれば現実改変になってしまうからね、災の話がある」
▶更に考えてわからなかった場合

「見たものをそのままにどうにか文子を助ける方法はないだろうか…」
▶更に考えてわからなかった場合

「そもそも君達が見た文子は本当に血の海に沈んでいたのかい?」
「太鼓橋から本殿前の距離じゃ、はっきりはわからないんじゃないかな?」
▶更に考えてわからなかった場合
→アイデアに成功すると、神のまにまに のフレーズを思い出す
🔽電話を忘れてる場合のヒント

「さて、方針は大体決まったかな」
「でもなーんか忘れている気がするんだよね」
▶更に考えてわからなかった場合

「そういや僕たちはなんで出会えたんだろうか」
「そのきっかけがあるはずじゃないかい?」
▶次の行動
→ループ開始時の光景の確認
→現実の恵子の夢へ侵入
→過去の自分達への電話
→目覚めの術で目覚める
8-4. ループ開始時の光景確認
🔽アイデアで思い出す場合
時刻は間もなく18時に差し掛かろうかという所、ふと周囲を見渡し違和感に気づく。
日暮れ時とはいえ、ここまで人は少なかっただろうか…?
気がつけば周囲には君たち以外の人影はなく、周囲には冷たい風が吹きすさぶばかりだ。
冷たい、冷たい黒い風…
ふと寒気を感じて前を見やると、楼門の前に人影を認めることができた。
そこに居たのは二人の人物。
そのうちの一人、恵子は彼女はこちらに激しく強い視線を送ってきている。
そしてその傍らには、地に伏す巫女装束の女性の姿が。
赤い海に沈む彼女は、紛れもなく君たちの友人である文子、その人だ。
状況に混乱していると、突如大きな衝撃と光りに包まれる、そしてほんの少しおくれて鼓膜を引き裂かんばかりの轟音が鳴り響く。
見やれば本殿から赤黒い雲が立ち込めたちまち天に登り、そこから雷がすぐ近くに落ちていた。
雲の勢いはなおも衰えず、黙々と天に立ち込めてはそこから轟音とともに続けざまに雷が何度か落ちる。
そして君は目撃する。目撃するはずのない光の筋を。
周囲がコマ送りに見えた。
光がゆっくりゆっくりとこちらに向かってくる。まるでスローモーションのように。
光は分岐を繰り返し、分かれた光の一つがやがて自分たちのもとにたどり着く。
光はそこから天に登り、するとまばゆい光の奔流が君の視界を埋め尽くす。
🔽俯瞰の術を使う場合場合
君達は俯瞰の術を使い、現実の自分たちの置かれている状況を客観的に確認しようと試みる。
フッと眼の前が暗転し、気がつけばずいぶん高い位置に視点がある。
すぐ眼下には君達の姿があり、そして君達の本の数m手前には今にも落ちようとしている一筋の雷が。
そして視線を少し伸ばした先、楼門前の石畳には二人の人物を認めることができた。
一人はこちらに強い視線を送ってくる恵子。目を見開いているのはわかるが詳しい表情までは伺いしれない。
もう一人は地面に広がる赤い海の上に倒れる文子。
🟡KP向け:詳しく見る場合
詳しく見る提案があればわかることが色々あるかもしれません。
KPは適宜正しいと思われる描写を伝えてもらって構いません。
▶例:
・恵子は手ぶらであり刃物など持っていない
・文子の顔には生気があり、白衣も赤く染まっていない 等
8-5. 恵子の夢へ侵入③
🟡KP向け:恵子以外の人物に時繋ぎで交信する場合
PC達が歩んできた現実と乖離しないように注意してください。
例えば昨日の文子に直接色々頼むなどすると、文子は演技ベタなので今日一緒に観光した様子と矛盾が生じてしまいます。
自分に繋ぐ場合も同様ですが、ちゃんと話す場合加えてSANチェックが発生します。(1/1d5)
未来の人物に繋ぐ場合なども大きくSAN値が減少します。
🔽夢交信術+時繋ぎの術を行使する
目を閉じ、静かに座る。
夢の交信先、幼稚園で眠っていたであろう恵子のことを思い浮かべ、深く深呼吸をしながら意識を集中させる。
周囲の音が次第に遠ざかり、自分の心臓の鼓動だけが響く静寂の中で、対象の姿がますます鮮明になっていく。
頭の中に浮かぶ映像はまるで生きているかのように動き出し、その存在に引き込まれるように心が一層深く沈んでいく。
時間が経つにつれ、視界がゆっくりと変わり始める。
薄暗い霧が立ち込め、まるで夢の中に足を踏み入れたかのような感覚が広がる。
霧が晴れた瞬間、目の前にはもう何度かみて見慣れた光景が広がっていた。
それは、対象が今まさに見ている夢の中の世界だと気づく。
気がつくと何度か見たことのある光景が目の前に広がっていた。
幼稚園、天満宮、様々な景色が入り乱れ迷宮のように入り組んでいるここは、恵子の夢の中のはずだ。
さしずめ心を守る防御壁だろうか、複雑な迷路に再度挑むとなると辟易とするものがあるが…
🔽夢自在の術②を使う場合
しかし、今の君たちにはこの迷宮を打破するすべがある。
ゴールの場所はすでに把握してある、ともあれば道中など関係がないはずだ。
>夢自在の術②の行使
術を唱える。
パッと見で景色に変化はない。しかし恐る恐る壁に触れると、壁がその場にないのように君の体を通す。
次の壁も、その次の壁も、問題なく通過することができ、効果を体感した君は臆することなく目的地を目指してまっすぐに歩みだすことだろう。
君たちがたどり着いた先、そこには百人一首などで見た束帯に身を包んだ男性と恵子が言い争っているような姿があった。
🔽夢自在の術①を使っている場合
二人は向かい合った状態で固まっていた。
口角泡を飛ばしているのが目に見えてわかるが、その実声などは聞こえない。 様子を見るに息すらしていない状態のようだ。
今であればどうとでもすることができるだろう。
>好きに時平を無力化する描写
※いくらボコボコにしても時間が止まっている限り戦いは終わらないのに注意
止まっていた時間を再び動かす。
すると時平は「うぐもぎゃぐぇあ」と声にならない悲鳴を上げて砂となって消え去る。

「だから意味分かんないこと言ってないでさっさと…!」
「ん?あれ?」

「あんたらさっきの…」
「次から次へと、何なのよこの夢は…」

「何か用?」
「って、何いってるのよ私は…夢の住人に…」
◆恵子との会話

「たしかにあのおっさんもそんなこと言ってたけど…」
「あんた達が助けてくれたってこと?」
「まぁなんというか…ありがとう?」

「夢の住人じゃないって…」
「だったら何?中の人が居るってこと?」

「やけにリアルな夢だし、そういうこともあるのかしら…?」

「協力って…何を?」
「私、起きて幼稚園の仕事しなきゃなんだけど…」

「文子が!?」
「どうして、なんでそんな目に合ってるの?」

「太宰府の危機…?」
「なにがどうなってるの?」

「確かに12頭目の黒い牛って園児たちの間で話題だったわ」
「それが太宰府に破滅を…?」

「天神様を召喚…それに文子の血が必要ですって…?」
「そんな…文子を犠牲にだなんて…あたしには無理よ…」

「…!そう、紅葉を使えば文子は死なずに済むのね!」
「わかった、やってみる!」

「その呪文とやらであんた達を守ればいいのね」
「わかった…けど瞬きもだめなの?正直自信ないんだけど…」

「ていうか雷雲の発生元に私達居るんでしょ?」
「あんたらの方も私達守ってよね!しっかりと!」

「ああ…その、ごめんなさい…」
「あんた達も居たのにあんなこと言って軽率だったと思うわ…」
「でも、うん。人に言うほどのことじゃないのよ」
🟡KP向け:恵子を信じさせる工程について
勘がいい恵子はなんとなくあなた達が言っていることが真実であるとわかっていますが、信憑性を持たせるために色々話してみるのも面白いでしょう。
例えば起きたら、文子と分かれてどこどこに居る自分たちを見つけてほしい、あるいは自分たちしか知り得ない情報を検索して調べてみてほしいなど、説得の仕方は色々あるはずです。
恵子に伝えるべきことを伝えると、徐々に視界が薄れていく。
君たちは再び意識が覚醒して夢から抜けかけているのだと経験的に悟るだろう。

「改めてありがとう!」
「とにかく、やってみるわ!」
最後にそのような恵子の声が聞こえ、君たちの意識は静かにホワイトアウトしていく。
どれくらいの時が経っただろうか。君たちはハッとして目を覚ます。ここは術を使ったあの場所だ。
まだ夢の中であることを確認しつつ、君達は恵子の夢から離脱した。
8-6. 自分たちへ電話
君は念話の術と時繋ぎの術をあわせ、前ループの自分へと電話を試みる。
不思議なことに、頭の中に対象となる電話の気配と、その廻りの情景が浮かんでくる。
太宰府駅前の人混み、懐に目線をやる文子、紛れもないループ開始時の状況だ。
対象を確認し、通話をすると念じると、頭の中に着信呼び出し音が鳴り響き出す。
数瞬の後、カチャリと電話が取られる音がする。
>自分への電話のRP
電話口から何かが聞こえる前に、君は急ぎ通話を切る。
こうして君は電話を用いずに電話する、しかも相手が過去の自分という風変わりな体験をしたのだった。
🟡KP向け:RP内容について
ここは夢の中なので厳密に同じ文言を伝えなくても大きく影響はありません。
電話をかけ、文子に何も伝えるなという主旨のことが言えればOKです。
8-7. 目覚めの時

「やれるだけのことはやった」
「心残りはないか?」
やれることはすべてやった。
そう自負した君達は何度か確認した後に、いざ目覚めの術を詠唱する。
すると、夢の中だと言うのに意識がまどろみ、やがて君達の意識は暗黒へと落ちていく。