🟡KP向け:アルコール中毒の演技について


この先は韮滝の診療所にアルコール中毒であると偽り、患者として潜入することになりますが、なぜかPCの演技は完璧です。
技能を振らずとも韮滝に怪しまれることはないでしょう。

🟡KP向け:予約の必要性について


予約なしでも診察であればすぐに受け付けてもらえます。
韮滝に後ろ暗いところはないので、単に話を聞きに行っても特に門前払いされることもないでしょう。

🟡KP向け:韮滝からの情報取得について


韮滝は極上の酒というキーワードを覚えていないため、探索者から見れば不審に思えるかもしれません。
ですが、実際は韮滝は潔白で嘘を付く理由がない、ただ色々なことを忘れてしまっているだけの人間です。
そのため情報を得るには、家探しをする、話を聞いて記憶の欠落を指摘するなど能動的な調査が必要です。

3-1. 韮滝の診療所


昨日呑み歩いた呑み屋街近辺、駅の近くのきれいなビルの一角にその診療所はあった。
入口には「韮滝診療所 アルコールの悩みお気軽にご相談ください」と控えめな看板が設置されており、プライバシーへの配慮が感じられる。
ドアを押して中に入ると、呼び鈴が鳴り少しきつめだが美人の女医が迎えてくれた。

「こんにちは、初診の方ですね?」
「申し訳ございません、ただいま診察中でして、こちらに必要事項を書いてお待ち下さい」
女医はそう言ってバインダーと問診票を手渡すと、診察室と書かれた奥の部屋へ戻っていってしまう。
どうやら女医以外に診療所のスタッフはおらず、ワンオペのようだ。

部屋にはカウンターと2つの扉がある。
1つは女医の戻っていった診察室、もう一部屋はスタッフルームとある。

内装は全体的に落ち着いた色合いで、待合室には快適なソファが並び、壁には治療プログラムに関するポスターなどが掲示されている。
その他にも柔らかい椅子に清潔な履物など、環境はリラックスできるよう配慮されており、不安を和らげるための工夫が随所に見られた。

🎲判定:目星 or アイデア
判定成功!
そんな中、君は1つの張り紙が目にかかる。
それは市の広報紙で、1週間ほど前、韮滝が近場の公園で無償のカウンセリング会を開き、0名の患者の診察をした旨が記載されている。
記事の結構な領域を占領し、デカデカと記載されたその記事だが、内容を見るにそこまで大々的に喧伝する出来事でもないように思える。
判定失敗...
そんな中、君はアルコール依存症チェックのポスターが目についた。
気まぐれに自己診断してみると、アルコール依存症との結果が出た。
どうもこういった物は当てにならないらしい。


3-2. 韮滝の診療


※キリのいい場面で韮滝からの案内がかかる
※先にスタッフルームに潜入している場合などは、そちらを優先する

「ありがとうございました」
診療所から患者らしき人物と、女医が出てくる。
二人は二三言葉を交わしつつ、手早く会計を済ませると、女医のほうがこちらに向き直って話しかけてくる。

「お待たせしました、ご記入の方お済みでしたら、続いて診察の方承ります」

>PCの返答

「かしこまりました、ではお預かりしますね」
「えーっと〇〇さん、では診察室の方へどうぞ」

🔽複数PLの場合


付き添いというのであればついて行っても構わない。
また、診察を複数人が受けるのであれば、当然診察は一人ずつになるので、その間に片方がスタッフルームに忍び込んでも構わない。

▶韮滝の診察


「改めまして、今回カウンセリングを務めます韮滝と申します」
「よろしくお願いいたします」

「まず、アルコールの摂取量ですが…」
「はぁはぁ、頻度高めで一度の摂取量もなかなかですね」

「これは寝る時もアルコールがないとなかなか寝付けなかったりするのではないですか?」

「日中の集中力の方はいかがでしょうか?」
「集中できなかったり、イライラしたりなど…」

「そうですか、それはお辛いですよね…」
「大丈夫です、依存症は決して不治の物ではありません」
「一緒に一歩ずつ改善していきましょう」

「さしあたって、薬物療法にはいくつか種類がございまして、それぞれアプローチが…」

などと、演技である君の症状をよく聞き、親身になって相談に乗ってくれる。
その診断ぶりと来たら、騙しているのが申し訳ないくらいだ。

▶韮滝への質問



PL 極上の酒について聞き覚えはないか?

「いえ、聞き覚えはありませんが…それが何か?」
※心理学等を振っても嘘はついていないことがわかる


PL 原賀について知っているか?

「ああ、原賀さんからのご紹介でしたか」
「彼女も重度の依存症なのですが、御本人にあまり治療の意志がなく、なかなか難航しておりまして…」
「彼女、こっそり呑んだりしていませんでしたか?」


PL チャリティーカウンセリング会について

「あの件は市の方からご相談いただきまして」
「何でもそこの公園のホームレスの方で、急にアルコール依存症の方が増えているらしいとかで」
「実際行ってみましたら盛況で、0人の患者の方が…あれ?」

「忙しくて朝から夕方まで…誰も来ず…」
「んん…?」

そう言うと彼女はしばし考え込んでしまう。


3-3. スタッフルームへの潜入


手狭なスタッフルームだ。
様々な書類、主にカルテなどが所狭しと置かれている。

🎲判定:図書館
判定成功!
いくつかのカルテから「極上の酒」の文言を見つけることができる。
そこには近隣の公園のチャリティアルコールカウンセリング会とやらで診断を受けた人物の幾人かが、極上の酒とのワードを残していた旨が書かれていた。
そのチャリティ会では、20名近い患者がカウンセリングを受けていたようだ。
判定失敗...
自分は酒を求めて不法侵入までして何をしているのだろうと急に正気になる。

 SANc:0/1D2 


🎲判定:目星
判定成功!
部屋の隅に、紫のビロードをかけられたなにかを発見する。
判定失敗...
自分は不法侵入に家探しまでして、何をしているのだろうと急に正気になる。

 SANc:0/1D2 

🔽紫のビロードをめくる場合


ヒキガエルに似たなにかのぬいぐるみを見つける。
これはこの市のマスコット「ツァトゥーくん」のぬいぐるみだ!私物だろうか。


3-4. 診療所からの脱出


偽りの診察を終え、あなた方は無事に診療所から脱出をすることができる。