🟡KP向け:ホームレスからの聞き込み


この公園では、下戸のため極上の酒を呑まずに済み、唯一生き残ったホームレスから話を聞くことができます。
このホームレス以外のホームレスは、すべて極上の酒に魅せられ、消滅してしまっています。

4-1. 近隣の公園


広々とした公園は市内の喧騒から一歩離れた、安らぎの場所を提供している。
中央には大きな池があり、その周囲には緑豊かな木々とカラフルな花々が植えられている。
子どもたちが笑顔で遊具で遊び、その横では家族連れがピクニックを楽しんでいる。
フリスビーを投げ合う少年たちや、絵を描く若者たちの姿も見受けられ、活気に満ちた光景が広がっている。

しかし、この美しい公園の一部には別の顔もある。
公園の片隅、人目につかない茂みの中に、何枚かのダンボールが積み重ねられ、家のような形を形成しているものが散見される。
それらは風に揺れ、その儚さと周囲の喜び溢れる光景との間には対照的な静寂が漂っている。
その回りには生活に必要最低限の物が野ざらしで置かれており、見る者にこの公園が持つ複数の現実を突きつける。

このように、公園は多くの人々にとっての憩いの場でありながら、一部では違う現実が存在している。
それはさながら都市の小さな縮図であり、公園は様々な人生が交錯する場所となっている。


4-2. 男との再会


※直接ホームレスを探す旨の発言があった場合、判定無しで見つけられてもよいです

🎲判定:目星
判定成功!
活気溢れる人々の中にまじって、ダルそうな様子でくつろぐ、あまり身だしなみのきれいでない男を発見することができる。
判定失敗...
活気あふれる人々の中にいる自分がひどく不釣り合いな存在に思えてくる。

 SANc:0/1 


※目星成功者のみ
🎲判定:アイデア
判定成功!
ダンボールハウスの数に比べて、嫌にホームレスが少ないことに気がつく。
20近いハウスに比べ、見つけられたのは先程の一人だけだ。
判定失敗...
自分はこんな幸せな空間に混じって何をしているのだろうか
なにかに気づきそうだったが、気づかないほうが幸せなこともあると気づくのをやめた。

🔽男に話しかける場合


「ああ、旦那。先日はどうもでやした」


PL 初対面だが?(覚えていない発言)

「ああ、ひどく酔ってらっしゃいましたから無理もないですか」
「旦那は先日ここにいらして、あーしから極上の酒を買いなすったんでさ」


PL 極上の酒?

「ええそうです、呑めば天にも登ると言われる極上の酒」
「とてもお気に入りのようでしたね」


なんとこの男は君たちのことを知っているばかりか、極上の酒の提供主だったようだ。
と、言われて記憶を探るも君たちは全くこのことを思い出すことができない。


4-3. 男との交渉


PL 今すぐ極上の酒を売ってくれ!

「いやすいやせん、ちょうど在庫切れでさ」
「昨日旦那たちにお売りしたので全部でしてね、また仕入れるまで待ってくだせえ」


PL 仕入先を教えてくれ!

「いえ、流石に…」
「こちらとしても飯の種をそう簡単に教えるわけには…ねぇ?」

そう行って彼は指で丸い輪っかを作る。


🔽金を払う場合


※七版の場合、恐喝する(威圧技能)等も有効
※言いくるめるには相当のマイナス補正を与えること

「へへ、毎度」
「内緒の話でやすよ?実はこの酒、近場の教会から施しとして頂いてるんでやすよ」


PL 教会について

「ご存じないですか?」
「千黒教会っていう、ほらあの辺りの」
「くれぐれも、あっしからの話だってのは内緒ですよ?」

と、近場の住所を教えてくれる。

PL 施しについて

「いえ、たまにね。あっしらに炊き出しをしてくださるんですが、そのときに一緒に渡してくれたんでさ」
「市には秘密だって言って」
「…ん?あっしら?」


PL 他のホームレスについて

「いえ、ここに住んでるのはあっしだけですが…」


PL お前は酒を飲んだのか?

「いえ、あっし実は下戸でして…」
「だから旦那たちみたいな方にお酒をお売りして生活の足しにしてるわけでさ」


PL 韮滝について

「ああ、あの美人な女医さんですかい?」
「先日カウンセリング会だって、何やらわちゃわちゃしてたのを覚えてますよ」
「忙しそうに診察されてて、誰もいないのに…あれ?」