7-1. 愛の選択


互いの胸にナイフが突き立てられる。
不思議と痛みはなく、場には重苦しい静寂だけが残った。

「「なるほど、それがお前の選択か…」」 するとヴェールの奥から、それぞれ赤と黒で象徴される二つの存在が現れる。赤い女性と黒い女性。
瞬間、部屋の空気が一変した。
君たちは悟る。かの存在はやはり人とは一線を画す神であり、その気になれば君たちの存在などたやすく消滅させられる強大な存在なのだと。

赤の神は初め美しい女性の姿で、その優雅な容姿からは想像もつかないほどの怒りが内に秘められていた。
しかし、怒りが頂点に達するにつれ、その姿は一変し、女性の怒りやヒステリーを体現したような禍々しい存在へと変貌していった。
その表情は歪み、目は炎のように赤く輝き、周囲の空間すらも彼女の怒りで揺れ動く。

一方、黒の神は初め醜く太った女性の姿で現れた。
そしてその重たい身体が、怒りによりさらに膨れ上がり始めると、ぶくぶくと肉に埋もれながらもそのサイズは増していった。
やがて彼女は巨大で威圧的な存在に変わり、部屋を埋め尽くすほどの巨体となり、その重力で周囲の物質さえも歪めた。

この二つの神が怒りに震えると、それまで赤と黒で規則的に装飾されていた空間は崩壊を始める。
壁の赤と黒の渦は激しく乱れ、割れ目が入り始め、天井からは石が落ち、床は割れて溶岩のような赤黒い液体が滲み出し始めた。
部屋全体がこの二柱の神の怒りによって破壊され、その力の前に立ち尽くす者たちはただ恐怖と畏怖の中で足を踏みしめるしかなかった。

赤の神の禍々しい叫びと黒の神の重々しい怒号が響き渡り、その声は部屋をさらに揺るがせた。
赤い光と黒い影が交錯しながら、部屋全体を飲み込むかのように拡大し、最終的にはこの部屋が存在したことすら忘れ去られるような破壊へと進んでいく。
この二柱の神の解き放たれた怒りは、何もかもを消し去る絶対的な力と化していた。

部屋の崩壊は止まる気配がない、床が抜けて奈落へ落ちていくのも時間の問題だろう。
そんな中なすすべのない儚異存在である君たちはどうしますか?

>RP等

愛に生きた者たち


7-2. エゴの選択


突然の痛みが胸を貫く。ナイフが肌を切り裂き、肉を割る感触が手に伝わる。
衝撃と共に、その痛みは一瞬で全身を突き抜けた。目の前が一瞬でぼやけ、リアリティが失われるように感じる。
周囲の音が遠のき、何かがおかしいことだけが、霧の中にぼんやりと理解できる。

>最後のRP

血の温かさが胸を伝うのが分かる。それはまるで、生命そのものが体から流れ出していくかのようだ。
力が抜け、膝ががくりと崩れる。手を胸に当てると、湿った感触と共にねっとりとした何かが指に絡みつく。
それが自分の血であることを理解すると、恐怖が心をさらに締め付ける。

目を開けようとするが、視界はますますぼんやりとして、遠くの音もどんどん小さくなっていく。
思考は朦朧としてきて、頭の中が空っぽになるような感覚に陥る。
何をすべきか、何が起こったのか、そのすべてが思い出せない。
世界が徐々に暗くなり、周囲の形や色が溶け合って一つの暗闇に消えていく。
体の感覚も次第になくなり、重力さえも感じられなくなる。

「「なるほど、それがお前の選択か。つまらない結末だ」」

何者かのそんな声が聞こえた気がする。
意識は糸のように細くなり、最後の一点の光が見えたと思ったその瞬間、全てが静かに、そして完全に暗闇に包まれる。
あとは無、無限の空虚だけが残った。

END.消えた恋人たち


7-3. あざ笑う赤い神


互いの胸にナイフが突き立てられる。
PC1、君はナイフをさされたものの不思議と痛みはなく苦しくもない。
PC2、君は心臓をナイフで一突きにされた、現在意識があるのが不思議なほどで間もなく間違いなく死亡するだろう。
鮮血が滴る中、場には重苦しい静寂だけが残る。

するとヴェールの奥から、それぞれ赤と黒で象徴される二つの存在が現れる。赤い女性と黒い女性。
瞬間、部屋の空気が一変した。
君たちは悟る。かの存在はやはり人とは一線を画す神であり、その気になれば君たちの存在などたやすく消滅させられる強大な存在なのだと。

「ふふふ、良いわ。それがお前たちの選択か…実に良いわ」
そう言った赤の神は美しい女性の姿だった。
その美しさは今までに見たことのないほどのもので、その表情は恍惚に染まっていた。

「おのれ、よもやこの私を裏切ろうとは…」
一方、そう言って黒の神は初め醜く太った女性の姿で現れた。
そしてその重たい身体が、怒りによりさらに膨れ上がり始めると、ぶくぶくと肉に埋もれながらもそのサイズは増していった。
やがて彼女は巨大で威圧的な存在に変わり、部屋を埋め尽くすほどの巨体となり、その重力で周囲の物質さえも歪めた。

神が怒りに震えると、それまで赤と黒で規則的に装飾されていた空間は崩壊を始める。
壁の赤と黒の渦は激しく乱れ、割れ目が入り始め、天井からは石が落ち、床は割れて溶岩のような赤黒い液体が滲み出し始めた。
部屋全体がこの神の怒りによって破壊され、その力の前に立ち尽くす者たちはただ恐怖と畏怖の中で足を踏みしめるしかなかった。

黒の神の重々しい怒号が響き渡り、その声は部屋をさらに揺るがせた。
赤い光と黒い影が交錯しながら、部屋全体を飲み込むかのように拡大し、最終的にはこの部屋が存在したことすら忘れ去られるような破壊へと進んでいく。
黒の神の解き放たれた怒りは、何もかもを消し去る絶対的な力と化していた。

部屋の崩壊は止まる気配がない、床が抜けて奈落へ落ちていくのも時間の問題だろう。
そんな中なすすべのない儚異存在である君たちはどうしますか?

>二人最後のRP

愛に生きた男


7-4. あざ笑う黒い神


互いの胸にナイフが突き立てられる。
PC1、君は心臓をナイフで一突きにされた、現在意識があるのが不思議なほどで間もなく間違いなく死亡するだろう。
PC2、君はナイフをさされたものの不思議と痛みはなく苦しくもない。
鮮血が滴る中、場には重苦しい静寂だけが残る。

するとヴェールの奥から、それぞれ赤と黒で象徴される二つの存在が現れる。赤い女性と黒い女性。
瞬間、部屋の空気が一変した。
君たちは悟る。かの存在はやはり人とは一線を画す神であり、その気になれば君たちの存在などたやすく消滅させられる強大な存在なのだと。

「おのれ、よもやこの私を裏切ろうとはね…」
赤の神は初め美しい女性の姿で、その優雅な容姿からは想像もつかないほどの怒りが内に秘められていた。
しかし、怒りが頂点に達するにつれ、その姿は一変し、女性の怒りやヒステリーを体現したような禍々しい存在へと変貌していった。
その表情は歪み、目は炎のように赤く輝き、周囲の空間すらも彼女の怒りで揺れ動く。

「ふふふ、良い。それがお前たちの選択か…実に良い」
一方、そう言って黒の神は初め醜く太った女性の姿で現れた。
彼女はでっぷりとした腹を愉快そうに震わせると、恍惚の表情を浮かべながら君たちを見下ろしていた。

神が怒りに震えると、それまで赤と黒で規則的に装飾されていた空間は崩壊を始める。
壁の赤と黒の渦は激しく乱れ、割れ目が入り始め、天井からは石が落ち、床は割れて溶岩のような赤黒い液体が滲み出し始めた。
部屋全体がこの神の怒りによって破壊され、その力の前に立ち尽くす者たちはただ恐怖と畏怖の中で足を踏みしめるしかなかった。

赤の神の禍々しい叫びが響き渡り、その声は部屋をさらに揺るがせた。
赤い光と黒い影が交錯しながら、部屋全体を飲み込むかのように拡大し、最終的にはこの部屋が存在したことすら忘れ去られるような破壊へと進んでいく。
赤の神の解き放たれた怒りは、何もかもを消し去る絶対的な力と化していた。

部屋の崩壊は止まる気配がない、床が抜けて奈落へ落ちていくのも時間の問題だろう。
そんな中なすすべのない儚異存在である君たちはどうしますか?

>二人最後のRP

愛に生きた女