状況変化
気がつくと、腰丈ほどまであった水かさは膝上ほどまでに下がっていた。
6-1. テレビ ※KPCの記憶
薄い板のようなそれは大型のテレビであった。
ソレに触れた瞬間、色づいた鮮やかな記憶が浮かび上がる。
それは懐かしい日常の記憶。今となっては遠い在りし日の記憶。
テレビでは天国と地獄についての番組が放映されていた。
なんとなく見ていたがふと横を見ると同じくテレビを見ていたはずの君と目があい照れ笑いする。
>KPCとのRP
🟡KP向け:RP指針について
ここでは死生観について語り合ってもらいます。
テレビで天国と地獄の話題を目にして、死後の世界を信じるかどうかについて話し合ってください。
そんな記憶。鮮やかで温かい記憶。
6-2. 車のキー ※PCの記憶
ひん曲がった鉄製のそれはよく見れば車のキーだった。
ソレに触れた瞬間、色褪せた灰色の記憶が呼び起こされる。
強烈な音と衝撃に突然襲われ、気がつくと車内の様子は変わり果てていた。
猛烈な痛みと熱さを感じ腹部を見ると、自分の胸部より下が車体に押しつぶされ見えなくなっていた。
ごぽりと口から血があふれる。
絶えず口から血が溢れ息ができない、肺全体が血に沈んでしまったかのようだ。
苦しい、しかし助けるものは居ない。
必死に何かをつかもうと君の隣に目をやる。そこには…
そんな記憶。赤く苦しい記憶。
🟡KP向け:記憶について
ここだけPCの記憶です。PCはこのときのトラウマが原因で血に溺れる幻覚を見ています。
ちなみに横を見たKPCが意識を失うも無事な様子で安心して死んだという話に続きます。