院長室資料
カルテ(初見時)
▶ {PC1名字} 一
・����� :先天的陰性
・����能力:微弱
・備考:移植治療完了後現在意識不明状態、原因不明
▶ 身元不明
・����� :陽性
・��感�能力:強大
・備考:■■■■年■■月■■日 敷地内で錯乱状態にあったのを保護
・����� :先天的陰性
・����能力:微弱
・備考:移植治療完了後現在意識不明状態、原因不明
▶ 身元不明
・����� :陽性
・��感�能力:強大
・備考:■■■■年■■月■■日 敷地内で錯乱状態にあったのを保護
カルテ(精神寄生体除去後)
▶ {PC1名字} 一
・精神寄生体 :先天的陰性
・精神感応能力:微弱
・備考:移植治療完了後現在意識不明状態、原因不明
▶ 身元不明
・精神寄生体 :陽性
・精神感応能力:強大
・備考:■■■■年■■月■■日 敷地内で錯乱状態にあったのを保護
・精神寄生体 :先天的陰性
・精神感応能力:微弱
・備考:移植治療完了後現在意識不明状態、原因不明
▶ 身元不明
・精神寄生体 :陽性
・精神感応能力:強大
・備考:■■■■年■■月■■日 敷地内で錯乱状態にあったのを保護
医院長の日記・上巻(初見時)
少し古ぼけた冊子、どうやら日記のようだ。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
やはりこの病院は何かがおかしい。
臓器移植手術の成立件数があまりに多すぎる。
それだけならまだ良いが、脳死患者の数も明らかにおかしい。
しかも、不自然なほどにこれらはいずれも医院長の担当…
執刀医としての医院長の腕は誰もが認めるところだが、あまりに偏りがすぎる。
しかし、なればこそ真相を探るのであれば私も腹をくくらねばなるまい。
悲嘆に暮れる移植待ちの患者が救われている現状、この真相は暴くべきではないのかもしれない。
しかし、それでも私は…
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
事実は小説よりも奇なりとは言うが、事実は私の予想の遥か上を行った。
いや、未だあれを現実であると認めるには抵抗がある。
しかし、全身に残るこの雷型の火傷痕があの件が現実であったと私に知らしめてくる。
一つ確かなのはもうこの病院から脳死患者は出ないということだ。
ミ=ゴ、そしてウボ=サスラ…おぞましきこの名前を私は生涯忘れることはないだろう。
■■■■年■■月■■日(9年前の日付)
本日、医院長への就任が決まった。
やることは山程あるが、一つなさねばならない大事な決断がある。
例の事件以降、前医院長から受け継いだあの施設をどうするかだ。
前医院長が幾人かの患者の脳と引き換えに実現した、人の臓器を持つ雛を繁殖するこの施設。
数ヶ月悩みに悩んだが、私はこの施設を封鎖しようと思う。
確かにこの冒涜的な施設を稼働させればたくさんの人間を救うことができる。
しかし、この研究はどこまで行っても非合法、アフターケアも不十分で患者さんがその後真っ当に生きれるかも怪しい。
前医院長もそのことは十分承知だったのだろう、気持は痛いほどわかる。
いつかこの選択を後悔する日が来るのかもしれない、いやきっと毎晩思い出すことだろう。
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
これはどういうことだ、なぜ今まで誰も気づかなかった?
長年神経科学を研究してきたが、こんな初歩的な見逃しはありえない…
明らかに、�の�識に�入している存在がいる…
これは一体…?
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
かつて私自身が封鎖した施設を私自身の手でまた稼働させることになるとは…
私が今からやること、それは生命への冒涜だ。
しかし、たとえ私が地獄へ落ちようとも、人間の尊厳を、���志を取り戻すためにこの研究は必ず成就させねばならない。
せめてもの償いとして、素体となったあの子の健康は必ず取り戻して見せる。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
やはりこの病院は何かがおかしい。
臓器移植手術の成立件数があまりに多すぎる。
それだけならまだ良いが、脳死患者の数も明らかにおかしい。
しかも、不自然なほどにこれらはいずれも医院長の担当…
執刀医としての医院長の腕は誰もが認めるところだが、あまりに偏りがすぎる。
しかし、なればこそ真相を探るのであれば私も腹をくくらねばなるまい。
悲嘆に暮れる移植待ちの患者が救われている現状、この真相は暴くべきではないのかもしれない。
しかし、それでも私は…
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
事実は小説よりも奇なりとは言うが、事実は私の予想の遥か上を行った。
いや、未だあれを現実であると認めるには抵抗がある。
しかし、全身に残るこの雷型の火傷痕があの件が現実であったと私に知らしめてくる。
一つ確かなのはもうこの病院から脳死患者は出ないということだ。
ミ=ゴ、そしてウボ=サスラ…おぞましきこの名前を私は生涯忘れることはないだろう。
■■■■年■■月■■日(9年前の日付)
本日、医院長への就任が決まった。
やることは山程あるが、一つなさねばならない大事な決断がある。
例の事件以降、前医院長から受け継いだあの施設をどうするかだ。
前医院長が幾人かの患者の脳と引き換えに実現した、人の臓器を持つ雛を繁殖するこの施設。
数ヶ月悩みに悩んだが、私はこの施設を封鎖しようと思う。
確かにこの冒涜的な施設を稼働させればたくさんの人間を救うことができる。
しかし、この研究はどこまで行っても非合法、アフターケアも不十分で患者さんがその後真っ当に生きれるかも怪しい。
前医院長もそのことは十分承知だったのだろう、気持は痛いほどわかる。
いつかこの選択を後悔する日が来るのかもしれない、いやきっと毎晩思い出すことだろう。
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
これはどういうことだ、なぜ今まで誰も気づかなかった?
長年神経科学を研究してきたが、こんな初歩的な見逃しはありえない…
明らかに、�の�識に�入している存在がいる…
これは一体…?
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
かつて私自身が封鎖した施設を私自身の手でまた稼働させることになるとは…
私が今からやること、それは生命への冒涜だ。
しかし、たとえ私が地獄へ落ちようとも、人間の尊厳を、���志を取り戻すためにこの研究は必ず成就させねばならない。
せめてもの償いとして、素体となったあの子の健康は必ず取り戻して見せる。
医院長の日記・上巻(精神寄生体除去後)
少し古ぼけた冊子、どうやら日記のようだ。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
やはりこの病院は何かがおかしい。
臓器移植手術の成立件数があまりに多すぎる。
それだけならまだ良いが、脳死患者の数も明らかにおかしい。
しかも、不自然なほどにこれらはいずれも医院長の担当…
執刀医としての医院長の腕は誰もが認めるところだが、あまりに偏りがすぎる。
しかし、なればこそ真相を探るのであれば私も腹をくくらねばなるまい。
悲嘆に暮れる移植待ちの患者が救われている現状、この真相は暴くべきではないのかもしれない。
しかし、それでも私は…
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
事実は小説よりも奇なりとは言うが、事実は私の予想の遥か上を行った。
いや、未だあれを現実であると認めるには抵抗がある。
しかし、全身に残るこの雷型の火傷痕があの件が現実であったと私に知らしめてくる。
一つ確かなのはもうこの病院から脳死患者は出ないということだ。
ミ=ゴ、そしてウボ=サスラ…おぞましきこの名前を私は生涯忘れることはないだろう。
■■■■年■■月■■日(9年前の日付)
本日、医院長への就任が決まった。
やることは山程あるが、一つなさねばならない大事な決断がある。
例の事件以降、前医院長から受け継いだあの施設をどうするかだ。
前医院長が幾人かの患者の脳と引き換えに実現した、人の臓器を持つ雛を繁殖するこの施設。
数ヶ月悩みに悩んだが、私はこの施設を封鎖しようと思う。
確かにこの冒涜的な施設を稼働させればたくさんの人間を救うことができる。
しかし、この研究はどこまで行っても非合法、アフターケアも不十分で患者さんがその後真っ当に生きれるかも怪しい。
前医院長もそのことは十分承知だったのだろう、気持は痛いほどわかる。
いつかこの選択を後悔する日が来るのかもしれない、いやきっと毎晩思い出すことだろう。
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
これはどういうことだ、なぜ今まで誰も気づかなかった?
長年神経科学を研究してきたが、こんな初歩的な見逃しはありえない…
明らかに、人の意識に介入している存在がいる…
これは一体…?
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
かつて私自身が封鎖した施設を私自身の手でまた稼働させることになるとは…
私が今からやること、それは生命への冒涜だ。
しかし、たとえ私が地獄へ落ちようとも、人間の尊厳を、自由意志を取り戻すためにこの研究は必ず成就させねばならない。
せめてもの償いとして、素体となったあの子の健康は必ず取り戻して見せる。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
やはりこの病院は何かがおかしい。
臓器移植手術の成立件数があまりに多すぎる。
それだけならまだ良いが、脳死患者の数も明らかにおかしい。
しかも、不自然なほどにこれらはいずれも医院長の担当…
執刀医としての医院長の腕は誰もが認めるところだが、あまりに偏りがすぎる。
しかし、なればこそ真相を探るのであれば私も腹をくくらねばなるまい。
悲嘆に暮れる移植待ちの患者が救われている現状、この真相は暴くべきではないのかもしれない。
しかし、それでも私は…
■■■■年■■月■■日(10年前の日付)
事実は小説よりも奇なりとは言うが、事実は私の予想の遥か上を行った。
いや、未だあれを現実であると認めるには抵抗がある。
しかし、全身に残るこの雷型の火傷痕があの件が現実であったと私に知らしめてくる。
一つ確かなのはもうこの病院から脳死患者は出ないということだ。
ミ=ゴ、そしてウボ=サスラ…おぞましきこの名前を私は生涯忘れることはないだろう。
■■■■年■■月■■日(9年前の日付)
本日、医院長への就任が決まった。
やることは山程あるが、一つなさねばならない大事な決断がある。
例の事件以降、前医院長から受け継いだあの施設をどうするかだ。
前医院長が幾人かの患者の脳と引き換えに実現した、人の臓器を持つ雛を繁殖するこの施設。
数ヶ月悩みに悩んだが、私はこの施設を封鎖しようと思う。
確かにこの冒涜的な施設を稼働させればたくさんの人間を救うことができる。
しかし、この研究はどこまで行っても非合法、アフターケアも不十分で患者さんがその後真っ当に生きれるかも怪しい。
前医院長もそのことは十分承知だったのだろう、気持は痛いほどわかる。
いつかこの選択を後悔する日が来るのかもしれない、いやきっと毎晩思い出すことだろう。
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
これはどういうことだ、なぜ今まで誰も気づかなかった?
長年神経科学を研究してきたが、こんな初歩的な見逃しはありえない…
明らかに、人の意識に介入している存在がいる…
これは一体…?
■■■■年■■月■■日(5年前の日付)
かつて私自身が封鎖した施設を私自身の手でまた稼働させることになるとは…
私が今からやること、それは生命への冒涜だ。
しかし、たとえ私が地獄へ落ちようとも、人間の尊厳を、自由意志を取り戻すためにこの研究は必ず成就させねばならない。
せめてもの償いとして、素体となったあの子の健康は必ず取り戻して見せる。
廃病棟資料
医院長の日記・下巻(初見時)
少し古ぼけた冊子、どうやら日記のようだ。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
雛ヒトクローンNo001。
同配合のクローンが軒並み人の形もなしていない中、この個体は驚くべきことに素体となった彼女に瓜二つだ。
医学的にもあらゆる検査項目がこの個体が人間であることを示している。
生後10歳ほどの姿で生まれ、生まれながら一定の知性を有しているにも関わらず、だ。
そして、幸か不幸か����能力については皆無のようでそちらの研究材料としては期待ができない。
これならば、もう少し成長すれば移植元のドナーとしては申し分ないだろう。
あとは患者である彼女の体力の問題だが、こればかりは本人の頑張り次第だ。信じて待つことしかできない。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
私がやろうとしていることは化け物を利用した治療なのだろうか、それとも殺人なのだろうか…
この問いに意味も答えもないかもしれない。前院長もずっとこの葛藤の中にいたのだろう。
しかし私はたとえ殺人であろうとなさねばならないのだ。
たった一人自由の身の人類として、人類の解放のために。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
No001の成功以来、未だクローニングの成功例なし。
雛の特性上、致し方ないことだが、結果のブレが激しく制御が困難だ。
こればかりは地道に世代を重ねるしかないだろう。
幸い破棄した雛は母体に還り、再び素材とすることができる。
時間をかければ試行自体は数が行えるはずだ。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001以来ようやく人型のクローニングを作ることができた。
以降、コミュニケーションを図れる程度の簡単な教育と合わせて、����能力のテスト、調査を行う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100に関してはNo001同様、精���能力に適正がないことが判明。
対して、No99,101に関しては�����力に適正があると同時に、一君と同じ疾患があることが判明。
以降、この2体を集中的に研究、残る個体は順次解剖と小児移植に用いることとする。
この2体に対して移植を行うことは施設の設備都合上難しいだろう、限りある命を最大限生かせるよう研究を行いたいと思う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100の解剖を実施。
この献身により、�����個体の脳特徴に関して仮説が立てられた。
解剖と合わせ、臓器をドナー待ちの小児患者に提供。
派手に動いたため注目をあびるかもしれないが、命を粗末にするわけにもいかない。
No96,97,98,100の命に感謝する。
No99,101に精神的動揺が見られたため、No001を同室としてケアを行うこととする。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001臓器を用い、{PC1名字}一の移植手術を実施。
手術は完璧に成功したが、患者の意識が回復せず。
臓器自体は人の臓器同様機能している、なぜ、なぜ彼女は目覚めない…
No001に関しては、身体を解剖し、彼女の脳は一次保存することとする。
No001の命に感謝する。
※この日の筆跡だけ荒れているのがわかる
■■■■年■■月■■日(2年程前の日付)
震災の最中、病院敷地内で一人の患者を保護。
彼女は苦しみうめき精神を大きく摩耗させていたが、その��に合わせて私以外の患者やスタッフも���������を見せた。
院内で治療を行うわけにもいかず、一時的に廃施設に隔離。
また、先程の現象からもしやと思い調査をしたところ、やはり強い�����力を持っていることが判明。
もしや、�����の中にはこういった強い������を持つ身体を用い�����を出す��のような存在がいるのかもしれない。
私は仮にこの女性を���患者とし、以降ここで研究と治療を行うこととした。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
建物にトラックが衝突する事故が発生。
それに乗じNo99と���患者が脱走。調査を行うも足取りつかめず、断念する。
合わせてエイボンの書の紛失と、雛ヒトクローン制作装置の破壊を確認。
完全なオーバーテクノロジーのため修理不可と断定、以降No101の研究に専念する。
■■■■年■■月■■日(半年程前の日付)
地上波放送にて、���患者らしき人物を確認。
目的がまるで読めない。注視することとする。
■■■■年■■月■■日(4ヶ月程前の日付)
���患者、今は百暗哀と名乗っているらしい。
調査、接触を図ろうとするもガードが厚く断念。
彼女の目的は所謂自粛を世間に促すことのようだが、これに何の意味がある…?
これではかつての{PC1名前}君と真逆だが…
■■■■年■■月■■日(2ヶ月程前の日付) 地上波での彼女の出現以降、強迫性障害を訴える患者の数が飛躍的に増えている。 笑顔脅迫症、本来であればこの症例は片手で数えるほども見たことがなかったが最近は頻発している。 それだけでなく、気だるさや意欲の低下がすべての患者に見られる。 ���の能力を使って何かを行っているのだろうか。 だとするとこのまま放置するわけには行かない…
■■■■年■■月■■日(2週間程前の日付)
No101が脱走。
鍵を締め忘れてしまったのだろうか…我ながら迂闊な。
急いで探さねば、この気候の中路地裏にでも逃げ込まれたら命自体が危ぶまれる。
彼女は私にとって、いや人類にとって最後の希望だ。
なんとしても見つけ出す。
■■■■年■■月■■日(1週間程前の日付) ���患者の狙いが未だ読めない。が、自体は逼迫していそうだ。 明らかに彼女の影響で精神に異常を訴える患者が急増している。皆、一様に笑顔を欲しているのだ。 そして、慢性的な倦怠症状が日常生活に影響の出るレベルまで広がっている。 彼女が原因なのは明らかだ。しかし、打つ手がない…どうしたものか。
■■■■年■■月■■日(3日程前の日付)
無事No101を発見。
しかし、よりによって{PC1名前}君に保護されているとは…
縁と一言で考えるにはいささか早計だろう。
もしかしたらクローン個体の知性は遺伝子元の…いや、だとしたら私はなんという…
後悔も贖罪もあとにしよう、事件性のあるものにしたくない。
折を見てNo101と接触し、自発的に帰ってくるように促すとしよう。
No101は一君に似て利発な個体だ。さほど苦労はすることはないだろう。
急ごう、もう彼女には時間がない。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
雛ヒトクローンNo001。
同配合のクローンが軒並み人の形もなしていない中、この個体は驚くべきことに素体となった彼女に瓜二つだ。
医学的にもあらゆる検査項目がこの個体が人間であることを示している。
生後10歳ほどの姿で生まれ、生まれながら一定の知性を有しているにも関わらず、だ。
そして、幸か不幸か����能力については皆無のようでそちらの研究材料としては期待ができない。
これならば、もう少し成長すれば移植元のドナーとしては申し分ないだろう。
あとは患者である彼女の体力の問題だが、こればかりは本人の頑張り次第だ。信じて待つことしかできない。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
私がやろうとしていることは化け物を利用した治療なのだろうか、それとも殺人なのだろうか…
この問いに意味も答えもないかもしれない。前院長もずっとこの葛藤の中にいたのだろう。
しかし私はたとえ殺人であろうとなさねばならないのだ。
たった一人自由の身の人類として、人類の解放のために。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
No001の成功以来、未だクローニングの成功例なし。
雛の特性上、致し方ないことだが、結果のブレが激しく制御が困難だ。
こればかりは地道に世代を重ねるしかないだろう。
幸い破棄した雛は母体に還り、再び素材とすることができる。
時間をかければ試行自体は数が行えるはずだ。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001以来ようやく人型のクローニングを作ることができた。
以降、コミュニケーションを図れる程度の簡単な教育と合わせて、����能力のテスト、調査を行う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100に関してはNo001同様、精���能力に適正がないことが判明。
対して、No99,101に関しては�����力に適正があると同時に、一君と同じ疾患があることが判明。
以降、この2体を集中的に研究、残る個体は順次解剖と小児移植に用いることとする。
この2体に対して移植を行うことは施設の設備都合上難しいだろう、限りある命を最大限生かせるよう研究を行いたいと思う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100の解剖を実施。
この献身により、�����個体の脳特徴に関して仮説が立てられた。
解剖と合わせ、臓器をドナー待ちの小児患者に提供。
派手に動いたため注目をあびるかもしれないが、命を粗末にするわけにもいかない。
No96,97,98,100の命に感謝する。
No99,101に精神的動揺が見られたため、No001を同室としてケアを行うこととする。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001臓器を用い、{PC1名字}一の移植手術を実施。
手術は完璧に成功したが、患者の意識が回復せず。
臓器自体は人の臓器同様機能している、なぜ、なぜ彼女は目覚めない…
No001に関しては、身体を解剖し、彼女の脳は一次保存することとする。
No001の命に感謝する。
※この日の筆跡だけ荒れているのがわかる
■■■■年■■月■■日(2年程前の日付)
震災の最中、病院敷地内で一人の患者を保護。
彼女は苦しみうめき精神を大きく摩耗させていたが、その��に合わせて私以外の患者やスタッフも���������を見せた。
院内で治療を行うわけにもいかず、一時的に廃施設に隔離。
また、先程の現象からもしやと思い調査をしたところ、やはり強い�����力を持っていることが判明。
もしや、�����の中にはこういった強い������を持つ身体を用い�����を出す��のような存在がいるのかもしれない。
私は仮にこの女性を���患者とし、以降ここで研究と治療を行うこととした。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
建物にトラックが衝突する事故が発生。
それに乗じNo99と���患者が脱走。調査を行うも足取りつかめず、断念する。
合わせてエイボンの書の紛失と、雛ヒトクローン制作装置の破壊を確認。
完全なオーバーテクノロジーのため修理不可と断定、以降No101の研究に専念する。
■■■■年■■月■■日(半年程前の日付)
地上波放送にて、���患者らしき人物を確認。
目的がまるで読めない。注視することとする。
■■■■年■■月■■日(4ヶ月程前の日付)
���患者、今は百暗哀と名乗っているらしい。
調査、接触を図ろうとするもガードが厚く断念。
彼女の目的は所謂自粛を世間に促すことのようだが、これに何の意味がある…?
これではかつての{PC1名前}君と真逆だが…
■■■■年■■月■■日(2ヶ月程前の日付) 地上波での彼女の出現以降、強迫性障害を訴える患者の数が飛躍的に増えている。 笑顔脅迫症、本来であればこの症例は片手で数えるほども見たことがなかったが最近は頻発している。 それだけでなく、気だるさや意欲の低下がすべての患者に見られる。 ���の能力を使って何かを行っているのだろうか。 だとするとこのまま放置するわけには行かない…
■■■■年■■月■■日(2週間程前の日付)
No101が脱走。
鍵を締め忘れてしまったのだろうか…我ながら迂闊な。
急いで探さねば、この気候の中路地裏にでも逃げ込まれたら命自体が危ぶまれる。
彼女は私にとって、いや人類にとって最後の希望だ。
なんとしても見つけ出す。
■■■■年■■月■■日(1週間程前の日付) ���患者の狙いが未だ読めない。が、自体は逼迫していそうだ。 明らかに彼女の影響で精神に異常を訴える患者が急増している。皆、一様に笑顔を欲しているのだ。 そして、慢性的な倦怠症状が日常生活に影響の出るレベルまで広がっている。 彼女が原因なのは明らかだ。しかし、打つ手がない…どうしたものか。
■■■■年■■月■■日(3日程前の日付)
無事No101を発見。
しかし、よりによって{PC1名前}君に保護されているとは…
縁と一言で考えるにはいささか早計だろう。
もしかしたらクローン個体の知性は遺伝子元の…いや、だとしたら私はなんという…
後悔も贖罪もあとにしよう、事件性のあるものにしたくない。
折を見てNo101と接触し、自発的に帰ってくるように促すとしよう。
No101は一君に似て利発な個体だ。さほど苦労はすることはないだろう。
急ごう、もう彼女には時間がない。
医院長の日記・下巻(精神寄生体除去後)
少し古ぼけた冊子、どうやら日記のようだ。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
雛ヒトクローンNo001。
同配合のクローンが軒並み人の形もなしていない中、この個体は驚くべきことに素体となった彼女に瓜二つだ。
医学的にもあらゆる検査項目がこの個体が人間であることを示している。
生後10歳ほどの姿で生まれ、生まれながら一定の知性を有しているにも関わらず、だ。
そして、幸か不幸か精神感応能力については皆無のようでそちらの研究材料としては期待ができない。
これならば、もう少し成長すれば移植元のドナーとしては申し分ないだろう。
あとは患者である彼女の体力の問題だが、こればかりは本人の頑張り次第だ。信じて待つことしかできない。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
私がやろうとしていることは化け物を利用した治療なのだろうか、それとも殺人なのだろうか…
この問いに意味も答えもないかもしれない。前院長もずっとこの葛藤の中にいたのだろう。
しかし私はたとえ殺人であろうとなさねばならないのだ。
たった一人自由の身の人類として、人類の解放のために。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
No001の成功以来、未だクローニングの成功例なし。
雛の特性上、致し方ないことだが、結果のブレが激しく制御が困難だ。
こればかりは地道に世代を重ねるしかないだろう。
幸い破棄した雛は母体に還り、再び素材とすることができる。
時間をかければ試行自体は数が行えるはずだ。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001以来ようやく人型のクローニングを作ることができた。
以降、コミュニケーションを図れる程度の簡単な教育と合わせて、精神感応能力のテスト、調査を行う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100に関してはNo001同様、精神感応能力に適正がないことが判明。
対して、No99,101に関しては精神感応能力に適正があると同時に、一君と同じ疾患があることが判明。
以降、この2体を集中的に研究、残る個体は順次解剖と小児移植に用いることとする。
この2体に対して移植を行うことは施設の設備都合上難しいだろう、限りある命を最大限生かせるよう研究を行いたいと思う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100の解剖を実施。
この献身により、先天的陰性個体の脳特徴に関して仮説が立てられた。
解剖と合わせ、臓器をドナー待ちの小児患者に提供。
派手に動いたため注目をあびるかもしれないが、命を粗末にするわけにもいかない。
No96,97,98,100の命に感謝する。
No99,101に精神的動揺が見られたため、No001を同室としてケアを行うこととする。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001臓器を用い、クローン元個体一への移植手術を実施。
手術は完璧に成功したが、患者の意識が回復せず。
臓器自体は人の臓器同様機能している、なぜ、なぜ彼女は目覚めない…
No001に関しては、身体を解剖し、彼女の脳は一次保存することとする。
No001の命に感謝する。
※この日の筆跡だけ荒れているのがわかる
■■■■年■■月■■日(2年程前の日付)
震災の最中、病院敷地内で一人の患者を保護。
彼女は苦しみうめき精神を大きく摩耗させていたが、その症状に合わせて私以外の患者やスタッフも同様の症状で苦しみを見せた。
院内で治療を行うわけにもいかず、一時的に廃施設に隔離。
また、先程の現象からもしやと思い調査をしたところ、やはり強い精神感応能力を持っていることが判明。
もしや、精神寄生体の中にはこういった強い精神感応能力を持つ身体を用い周囲に指示を出す女王のような存在がいるのかもしれない。
私は仮にこの女性を女王体患者とし、以降ここで研究と治療を行うこととした。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
建物にトラックが衝突する事故が発生。
それに乗じNo99と女王体患者が脱走。調査を行うも足取りつかめず、断念する。
合わせてエイボンの書の紛失と、雛ヒトクローン制作装置の破壊を確認。
完全なオーバーテクノロジーのため修理不可と断定、以降No101の研究に専念する。
■■■■年■■月■■日(半年程前の日付)
地上波放送にて、女王体患者らしき人物を確認。
目的がまるで読めない。注視することとする。
■■■■年■■月■■日(4ヶ月程前の日付)
女王体患者、今は百暗哀と名乗っているらしい。
調査、接触を図ろうとするもガードが厚く断念。
彼女の目的は所謂自粛を世間に促すことのようだが、これに何の意味がある…?
これではかつての{PC1名前}君と真逆だが…
■■■■年■■月■■日(2ヶ月程前の日付) 地上波での彼女の出現以降、強迫性障害を訴える患者の数が飛躍的に増えている。 笑顔脅迫症、本来であればこの症例は片手で数えるほども見たことがなかったが最近は頻発している。 それだけでなく、気だるさや意欲の低下がすべての患者に見られる。 女王体の能力を使って何かを行っているのだろうか。 だとするとこのまま放置するわけには行かない…
■■■■年■■月■■日(2週間程前の日付)
No101が脱走。
鍵を締め忘れてしまったのだろうか…我ながら迂闊な。
急いで探さねば、この気候の中路地裏にでも逃げ込まれたら命自体が危ぶまれる。
アレは私にとって、いや人類にとって最後の希望だ。
なんとしても見つけ出す。
■■■■年■■月■■日(1週間程前の日付) 女王体患者の狙いが未だ読めない。が、自体は逼迫していそうだ。 明らかに彼女の影響で精神に以上を訴える患者が急増している。皆、一様に笑顔を欲しているのだ。 そして、慢性的な検体症状が日常生活に影響の出るレベルまで広がっている。 彼女が原因なのは明らかだ。しかし、打つ手がない…どうしたものか。
■■■■年■■月■■日(3日程前の日付)
無事No101を発見。
しかし、よりによって{PC1名前}君に保護されているとは…
縁と一言で考えるにはいささか早計だろう。
もしかしたらクローン個体の知性は遺伝子元の…いや、だとしたら私はなんという…
後悔も贖罪もあとにしよう、事件性のあるものにしたくない。
折を見てNo101と接触し、自発的に帰ってくるように促すとしよう。
No101は一君に似て利発な個体だ。さほど苦労はすることはないだろう。
急ごう、もうアレには時間がない。
日記の表紙にはそっけない文字で内久保和真とある。
あまりこまめに日記を書くタイプではなかったようで、年に数度なにかがあった日にメモ代わりに日記をつけていたようだ。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
雛ヒトクローンNo001。
同配合のクローンが軒並み人の形もなしていない中、この個体は驚くべきことに素体となった彼女に瓜二つだ。
医学的にもあらゆる検査項目がこの個体が人間であることを示している。
生後10歳ほどの姿で生まれ、生まれながら一定の知性を有しているにも関わらず、だ。
そして、幸か不幸か精神感応能力については皆無のようでそちらの研究材料としては期待ができない。
これならば、もう少し成長すれば移植元のドナーとしては申し分ないだろう。
あとは患者である彼女の体力の問題だが、こればかりは本人の頑張り次第だ。信じて待つことしかできない。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
私がやろうとしていることは化け物を利用した治療なのだろうか、それとも殺人なのだろうか…
この問いに意味も答えもないかもしれない。前院長もずっとこの葛藤の中にいたのだろう。
しかし私はたとえ殺人であろうとなさねばならないのだ。
たった一人自由の身の人類として、人類の解放のために。
■■■■年■■月■■日(4年程前の日付)
No001の成功以来、未だクローニングの成功例なし。
雛の特性上、致し方ないことだが、結果のブレが激しく制御が困難だ。
こればかりは地道に世代を重ねるしかないだろう。
幸い破棄した雛は母体に還り、再び素材とすることができる。
時間をかければ試行自体は数が行えるはずだ。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001以来ようやく人型のクローニングを作ることができた。
以降、コミュニケーションを図れる程度の簡単な教育と合わせて、精神感応能力のテスト、調査を行う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100に関してはNo001同様、精神感応能力に適正がないことが判明。
対して、No99,101に関しては精神感応能力に適正があると同時に、一君と同じ疾患があることが判明。
以降、この2体を集中的に研究、残る個体は順次解剖と小児移植に用いることとする。
この2体に対して移植を行うことは施設の設備都合上難しいだろう、限りある命を最大限生かせるよう研究を行いたいと思う。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No96,97,98,100の解剖を実施。
この献身により、先天的陰性個体の脳特徴に関して仮説が立てられた。
解剖と合わせ、臓器をドナー待ちの小児患者に提供。
派手に動いたため注目をあびるかもしれないが、命を粗末にするわけにもいかない。
No96,97,98,100の命に感謝する。
No99,101に精神的動揺が見られたため、No001を同室としてケアを行うこととする。
■■■■年■■月■■日(3年程前の日付)
No001臓器を用い、クローン元個体一への移植手術を実施。
手術は完璧に成功したが、患者の意識が回復せず。
臓器自体は人の臓器同様機能している、なぜ、なぜ彼女は目覚めない…
No001に関しては、身体を解剖し、彼女の脳は一次保存することとする。
No001の命に感謝する。
※この日の筆跡だけ荒れているのがわかる
■■■■年■■月■■日(2年程前の日付)
震災の最中、病院敷地内で一人の患者を保護。
彼女は苦しみうめき精神を大きく摩耗させていたが、その症状に合わせて私以外の患者やスタッフも同様の症状で苦しみを見せた。
院内で治療を行うわけにもいかず、一時的に廃施設に隔離。
また、先程の現象からもしやと思い調査をしたところ、やはり強い精神感応能力を持っていることが判明。
もしや、精神寄生体の中にはこういった強い精神感応能力を持つ身体を用い周囲に指示を出す女王のような存在がいるのかもしれない。
私は仮にこの女性を女王体患者とし、以降ここで研究と治療を行うこととした。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
建物にトラックが衝突する事故が発生。
それに乗じNo99と女王体患者が脱走。調査を行うも足取りつかめず、断念する。
合わせてエイボンの書の紛失と、雛ヒトクローン制作装置の破壊を確認。
完全なオーバーテクノロジーのため修理不可と断定、以降No101の研究に専念する。
■■■■年■■月■■日(半年程前の日付)
地上波放送にて、女王体患者らしき人物を確認。
目的がまるで読めない。注視することとする。
■■■■年■■月■■日(4ヶ月程前の日付)
女王体患者、今は百暗哀と名乗っているらしい。
調査、接触を図ろうとするもガードが厚く断念。
彼女の目的は所謂自粛を世間に促すことのようだが、これに何の意味がある…?
これではかつての{PC1名前}君と真逆だが…
■■■■年■■月■■日(2ヶ月程前の日付) 地上波での彼女の出現以降、強迫性障害を訴える患者の数が飛躍的に増えている。 笑顔脅迫症、本来であればこの症例は片手で数えるほども見たことがなかったが最近は頻発している。 それだけでなく、気だるさや意欲の低下がすべての患者に見られる。 女王体の能力を使って何かを行っているのだろうか。 だとするとこのまま放置するわけには行かない…
■■■■年■■月■■日(2週間程前の日付)
No101が脱走。
鍵を締め忘れてしまったのだろうか…我ながら迂闊な。
急いで探さねば、この気候の中路地裏にでも逃げ込まれたら命自体が危ぶまれる。
アレは私にとって、いや人類にとって最後の希望だ。
なんとしても見つけ出す。
■■■■年■■月■■日(1週間程前の日付) 女王体患者の狙いが未だ読めない。が、自体は逼迫していそうだ。 明らかに彼女の影響で精神に以上を訴える患者が急増している。皆、一様に笑顔を欲しているのだ。 そして、慢性的な検体症状が日常生活に影響の出るレベルまで広がっている。 彼女が原因なのは明らかだ。しかし、打つ手がない…どうしたものか。
■■■■年■■月■■日(3日程前の日付)
無事No101を発見。
しかし、よりによって{PC1名前}君に保護されているとは…
縁と一言で考えるにはいささか早計だろう。
もしかしたらクローン個体の知性は遺伝子元の…いや、だとしたら私はなんという…
後悔も贖罪もあとにしよう、事件性のあるものにしたくない。
折を見てNo101と接触し、自発的に帰ってくるように促すとしよう。
No101は一君に似て利発な個体だ。さほど苦労はすることはないだろう。
急ごう、もうアレには時間がない。
精神寄生体調査録・上巻(初見時)
�����についての研究記録①
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�����についての研究記録②
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�����についての研究記録③
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�����についての研究記録④
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精神寄生体調査録・上巻
精神寄生体についての研究記録①
私は、人の意識に介入するこの実態なき生物について、精神寄生体と名付けた。
読んで字の如く、この生物は人の精神に寄生し、時にその意志に介入し、我々の生命力を奪う形なき生命体だ。
恐ろしいのは、通常この生命体の存在や介入は無意識下に封殺され、気づくことができない点にある。
つまり、全人類は無意識下でこの生命体の奴隷なのだ。
なぜ私だけがこの存在を認知できたのかは定かではない。
しかし、このことには必ず何か理由と意味があるはずだ。
精神寄生体についての研究記録②
精神寄生体を通常人が認知できないのは前述したとおりだが、無理に理解しようとした場合、その精神を狂わせてしまうことが新たにわかった…
知らぬこととはいえ、犠牲となってしまった〇〇医師には本当に申し訳ないことをした。
つまり、この研究において私は誰の協力も理解も得られないということが明らかになってしまった。
私が今代で、何かしらの回答を得られなければ人類はまた当面この生物の奴隷のままとなってしまう。
おそらく世界でただ一人、自由な人間の医師としてそれを看過することは到底できない。
今後、私の生涯はこの研究に捧げることとなるだろう。
願わくば私以外にも自由の身の同士がいればよいのだが…
精神寄生体についての研究記録③
驚くべきことに、精神寄生体は思念派による通信能力、平たく言えばテレパシー能力を持っているようだ。
しかもこの能力は精神寄生体単体の能力ではなく、人間に備わった器官を利用してのもののようだ。
つまり人間は潜在的にテレパシー能力を持ちながら、精神寄生体に隠蔽されるがゆえその能力を発揮できない状態にある。
どこまで人類をコケにした生物なのだろうか…
理論上、寄生体の影響を受けない私であればこの能力を使えるはずだが、いくら訓練しても手応えがなかった。
生まれながらにして隠匿されてきた器官だけに、頭でわかっても今更対応することは困難なのだろう。
あるいはこのような器官に対応できる人間を指してエスパーと言うのかもしれないが。
この器官を仮に精神感応器官と呼ぶこととする。
精神寄生体についての研究記録④
精神寄生体は、人間の誕生に合わせて自らも生殖を行うらしい。
と入っても、両親の寄生体が直接子を成すわけではないようだ。
おそらく生後間もない人間を探知しては、生殖、ないし分裂をし生まれた寄生体が新たに寄生するのだろう。
生後間もない人間以外、私のようなイレギュラーな寄生体を持たない大人に寄生しないのはそれが困難だからだろうか。
ではなぜ、前述の生まれながら寄生体を持たない赤子、エスパーのような存在が誕生しうるのか。
そのことを解き明かすのが寄生体殲滅の道に近づく一歩になるのではないか。
そのためには、まず寄生体を生まれながらに持たない人間に出会わねばならないが、医療機関という検査が容易な環境を持ってしても未だ出会えていない。
まずは地道に探すしかないが、先はまだまだ長そうだ。
精神寄生体についての研究記録⑤
先天的精神寄生体陰性の雛ヒトクローンを調査することにより、寄生体が脳に寄生すること、そして寄生を避ける脳構造の特徴が掴めた。
しかし、この特徴を持つ人物を探す、ましてや全人類の脳構造をこの構造に近づけるというのは所詮無理な話だ。
幸いにして、精神感応能力を持つ個体の確保ができたため、引き続き、本題となる精神寄生体の生態と、精神感応能力の部分の研究を進めるとする。
私は、人の意識に介入するこの実態なき生物について、精神寄生体と名付けた。
読んで字の如く、この生物は人の精神に寄生し、時にその意志に介入し、我々の生命力を奪う形なき生命体だ。
恐ろしいのは、通常この生命体の存在や介入は無意識下に封殺され、気づくことができない点にある。
つまり、全人類は無意識下でこの生命体の奴隷なのだ。
なぜ私だけがこの存在を認知できたのかは定かではない。
しかし、このことには必ず何か理由と意味があるはずだ。
精神寄生体についての研究記録②
精神寄生体を通常人が認知できないのは前述したとおりだが、無理に理解しようとした場合、その精神を狂わせてしまうことが新たにわかった…
知らぬこととはいえ、犠牲となってしまった〇〇医師には本当に申し訳ないことをした。
つまり、この研究において私は誰の協力も理解も得られないということが明らかになってしまった。
私が今代で、何かしらの回答を得られなければ人類はまた当面この生物の奴隷のままとなってしまう。
おそらく世界でただ一人、自由な人間の医師としてそれを看過することは到底できない。
今後、私の生涯はこの研究に捧げることとなるだろう。
願わくば私以外にも自由の身の同士がいればよいのだが…
精神寄生体についての研究記録③
驚くべきことに、精神寄生体は思念派による通信能力、平たく言えばテレパシー能力を持っているようだ。
しかもこの能力は精神寄生体単体の能力ではなく、人間に備わった器官を利用してのもののようだ。
つまり人間は潜在的にテレパシー能力を持ちながら、精神寄生体に隠蔽されるがゆえその能力を発揮できない状態にある。
どこまで人類をコケにした生物なのだろうか…
理論上、寄生体の影響を受けない私であればこの能力を使えるはずだが、いくら訓練しても手応えがなかった。
生まれながらにして隠匿されてきた器官だけに、頭でわかっても今更対応することは困難なのだろう。
あるいはこのような器官に対応できる人間を指してエスパーと言うのかもしれないが。
この器官を仮に精神感応器官と呼ぶこととする。
精神寄生体についての研究記録④
精神寄生体は、人間の誕生に合わせて自らも生殖を行うらしい。
と入っても、両親の寄生体が直接子を成すわけではないようだ。
おそらく生後間もない人間を探知しては、生殖、ないし分裂をし生まれた寄生体が新たに寄生するのだろう。
生後間もない人間以外、私のようなイレギュラーな寄生体を持たない大人に寄生しないのはそれが困難だからだろうか。
ではなぜ、前述の生まれながら寄生体を持たない赤子、エスパーのような存在が誕生しうるのか。
そのことを解き明かすのが寄生体殲滅の道に近づく一歩になるのではないか。
そのためには、まず寄生体を生まれながらに持たない人間に出会わねばならないが、医療機関という検査が容易な環境を持ってしても未だ出会えていない。
まずは地道に探すしかないが、先はまだまだ長そうだ。
精神寄生体についての研究記録⑤
先天的精神寄生体陰性の雛ヒトクローンを調査することにより、寄生体が脳に寄生すること、そして寄生を避ける脳構造の特徴が掴めた。
しかし、この特徴を持つ人物を探す、ましてや全人類の脳構造をこの構造に近づけるというのは所詮無理な話だ。
幸いにして、精神感応能力を持つ個体の確保ができたため、引き続き、本題となる精神寄生体の生態と、精神感応能力の部分の研究を進めるとする。
精神寄生体調査録・下巻
精神寄生体についての研究記録⑥
No99,101が精神感応能力を持っていたため、飛躍的にこの分野の研究が進んでいる。
精神感応能力には、大きく送信と受信の能力に分けられそうだ。
いわば、悟りと悟られだ。
送信とはすなわち、人に感情や考えを届ける力、受信とはすなわち人の感情や考えを受け取る力。
No99は送信能力に優れ、No101は受信能力に優れるようだ。
精神寄生体についての研究記録⑦
ふたりとも既存のESPテストをことごとくクリアしているが、それはあくまで精神寄生体を持つ人間を対象にした場合と、お互いを対象にした場合のみのようだ。
つまりは、私やNo001をはじめとした精神寄生体を持たない、かつ精神感応能力を持たないような個体にはその能力が通じない。
当たり前といえば当たり前の話だ。
いくら相手が受信しようとしても対象が送信能力を持っていなかったり、逆にいくら相手が送信しても対象が受信能力を持っていなければコミュニケーションは成立しないのだ。
このことは精神寄生体に対してのアドバンテージになるかもしれない。
精神寄生体についての研究記録⑧
精神感応器官の発達した個体(仮に女王体と呼ぶ)の患者を保護した。
彼女はその感応能力で、被災に際し周りの沢山の人間の負の感情を受信し精神が大きく摩耗してしまっている様子だった。
また、その発信能力により私以外の人間にはその感情を強く伝搬し被害が甚大だったため、この施設で隔離保護することとする。
No99,101に対しても影響が懸念されたが、彼女たちは嫌な顔はすれど大した影響は内容だった。
耳の存在が認知できなければ耳は塞げないが、耳が使えている人からすれば耳をふさげばいいというだけの話なのだろうか。
精神寄生体についての研究記録⑨
女王体の存在により、精神感応器官の研究が飛躍的に発達した。
また、女王体の宿主が発信する命令が通常個体よりも優先されることがわかった。
つまり、精神感応能力を持ち、精神寄生体陰性の人間が、すべての寄生体に対し自害を命じた場合、精神寄生体を根絶できる可能性がある。
ただし、調べたところ女王体の精神感応力は最大でも半径30mに限られるため、現状のまま一斉に命令を出すことは不可能だ。
更には、生物であれば理不尽な命令に対しては抵抗する措置をとることも十分に考えられる。
しかし、光明が見えたのも確かだ。今後よりこの分野を研究していくこととしよう。
No99,101が精神感応能力を持っていたため、飛躍的にこの分野の研究が進んでいる。
精神感応能力には、大きく送信と受信の能力に分けられそうだ。
いわば、悟りと悟られだ。
送信とはすなわち、人に感情や考えを届ける力、受信とはすなわち人の感情や考えを受け取る力。
No99は送信能力に優れ、No101は受信能力に優れるようだ。
精神寄生体についての研究記録⑦
ふたりとも既存のESPテストをことごとくクリアしているが、それはあくまで精神寄生体を持つ人間を対象にした場合と、お互いを対象にした場合のみのようだ。
つまりは、私やNo001をはじめとした精神寄生体を持たない、かつ精神感応能力を持たないような個体にはその能力が通じない。
当たり前といえば当たり前の話だ。
いくら相手が受信しようとしても対象が送信能力を持っていなかったり、逆にいくら相手が送信しても対象が受信能力を持っていなければコミュニケーションは成立しないのだ。
このことは精神寄生体に対してのアドバンテージになるかもしれない。
精神寄生体についての研究記録⑧
精神感応器官の発達した個体(仮に女王体と呼ぶ)の患者を保護した。
彼女はその感応能力で、被災に際し周りの沢山の人間の負の感情を受信し精神が大きく摩耗してしまっている様子だった。
また、その発信能力により私以外の人間にはその感情を強く伝搬し被害が甚大だったため、この施設で隔離保護することとする。
No99,101に対しても影響が懸念されたが、彼女たちは嫌な顔はすれど大した影響は内容だった。
耳の存在が認知できなければ耳は塞げないが、耳が使えている人からすれば耳をふさげばいいというだけの話なのだろうか。
精神寄生体についての研究記録⑨
女王体の存在により、精神感応器官の研究が飛躍的に発達した。
また、女王体の宿主が発信する命令が通常個体よりも優先されることがわかった。
つまり、精神感応能力を持ち、精神寄生体陰性の人間が、すべての寄生体に対し自害を命じた場合、精神寄生体を根絶できる可能性がある。
ただし、調べたところ女王体の精神感応力は最大でも半径30mに限られるため、現状のまま一斉に命令を出すことは不可能だ。
更には、生物であれば理不尽な命令に対しては抵抗する措置をとることも十分に考えられる。
しかし、光明が見えたのも確かだ。今後よりこの分野を研究していくこととしよう。
雛ヒトクローン研究録(初見時)
雛因子を用いた人間のクローニングの研究記録。
素体の先天的疾患を雛因子の生命力で補い、かつ雛因子を用いることで生育を加速させる。
�����特性を持った素体を元にクローニングを行い、��条件と����能力の獲得条件の調査を行う。
▶No001
・同配合の中、この個体のみ完璧な人型形状と生まれながらに知性を持ち合わせて誕生
・生後しばらくたっても�����が��する様子なし
・����能力については皆無のため、発育が整い次第臓器移植ドナーに
▶No002〜020
・前研究からの流用個体
・臓器以外人間の形状を得られなかったため破棄
・雛の特性上同配合でも結果に大きく幅が出る模様
▶No021〜040
・人因子増強個体
・人型の要素は増えたものの、人型とは程遠かったため破棄
▶No041〜060
・人因子調整個体
・外観は人型となったものの、生物的機能が不全状態にあったため破棄
▶No061〜080
・続・人因子調整個体
・人としての機能が得られたものの、脳機能が不十分であったため破棄
▶No081〜090
・雛因子・人因子配合調整個体
・記録抹消
▶No091〜095
・雛因子調整個体
・人としての要素は十全に備えられたものの意識が覚醒せず破棄
▶No096
▶No097
▶No098
▶No099
▶No100
▶No101
・因子配合方法改良個体
・No001に遜色のない人型の個体が完成
・No順に3体2グループに分け、����能力の調査を行う
・(追記)No.99/No.101に関しては臓器疾患があることを確認
素体の先天的疾患を雛因子の生命力で補い、かつ雛因子を用いることで生育を加速させる。
�����特性を持った素体を元にクローニングを行い、��条件と����能力の獲得条件の調査を行う。
▶No001
・同配合の中、この個体のみ完璧な人型形状と生まれながらに知性を持ち合わせて誕生
・生後しばらくたっても�����が��する様子なし
・����能力については皆無のため、発育が整い次第臓器移植ドナーに
▶No002〜020
・前研究からの流用個体
・臓器以外人間の形状を得られなかったため破棄
・雛の特性上同配合でも結果に大きく幅が出る模様
▶No021〜040
・人因子増強個体
・人型の要素は増えたものの、人型とは程遠かったため破棄
▶No041〜060
・人因子調整個体
・外観は人型となったものの、生物的機能が不全状態にあったため破棄
▶No061〜080
・続・人因子調整個体
・人としての機能が得られたものの、脳機能が不十分であったため破棄
▶No081〜090
・雛因子・人因子配合調整個体
・記録抹消
▶No091〜095
・雛因子調整個体
・人としての要素は十全に備えられたものの意識が覚醒せず破棄
▶No096
▶No097
▶No098
▶No099
▶No100
▶No101
・因子配合方法改良個体
・No001に遜色のない人型の個体が完成
・No順に3体2グループに分け、����能力の調査を行う
・(追記)No.99/No.101に関しては臓器疾患があることを確認
雛ヒトクローン研究録(精神寄生体除去後)
雛因子を用いた人間のクローニングの研究記録。
素体の先天的疾患を雛因子の生命力で補い、かつ雛因子を用いることで生育を加速させる。
先天的陰性特性を持った素体を元にクローニングを行い、陰性条件と精神感応能力の獲得条件の調査を行う。
▶No001
・同配合の中、この個体のみ完璧な人型形状と生まれながらに知性を持ち合わせて誕生
・生後しばらくたっても精神寄生体が寄生する様子なし
・精神感応能力については皆無のため、発育が整い次第臓器移植ドナーに
▶No002〜020
・前研究からの流用個体
・臓器以外人間の形状を得られなかったため破棄
・雛の特性上同配合でも結果に大きく幅が出る模様
▶No021〜040
・人因子増強個体
・人型の要素は増えたものの、人型とは程遠かったため破棄
▶No041〜060
・人因子調整個体
・外観は人型となったものの、生物的機能が不全状態にあったため破棄
▶No061〜080
・続・人因子調整個体
・人としての機能が得られたものの、脳機能が不十分であったため破棄
▶No081〜090
・雛因子・人因子配合調整個体
・記録抹消
▶No091〜095
・雛因子調整個体
・人としての要素は十全に備えられたものの意識が覚醒せず破棄
▶No096
▶No097
▶No098
▶No099
▶No100
▶No101
・因子配合方法改良個体
・No001に遜色のない人型の個体が完成
・No順に3体2グループに分け、精神感応能力の調査を行う
・(追記)No.99/No.101に関しては臓器疾患があることを確認
素体の先天的疾患を雛因子の生命力で補い、かつ雛因子を用いることで生育を加速させる。
先天的陰性特性を持った素体を元にクローニングを行い、陰性条件と精神感応能力の獲得条件の調査を行う。
▶No001
・同配合の中、この個体のみ完璧な人型形状と生まれながらに知性を持ち合わせて誕生
・生後しばらくたっても精神寄生体が寄生する様子なし
・精神感応能力については皆無のため、発育が整い次第臓器移植ドナーに
▶No002〜020
・前研究からの流用個体
・臓器以外人間の形状を得られなかったため破棄
・雛の特性上同配合でも結果に大きく幅が出る模様
▶No021〜040
・人因子増強個体
・人型の要素は増えたものの、人型とは程遠かったため破棄
▶No041〜060
・人因子調整個体
・外観は人型となったものの、生物的機能が不全状態にあったため破棄
▶No061〜080
・続・人因子調整個体
・人としての機能が得られたものの、脳機能が不十分であったため破棄
▶No081〜090
・雛因子・人因子配合調整個体
・記録抹消
▶No091〜095
・雛因子調整個体
・人としての要素は十全に備えられたものの意識が覚醒せず破棄
▶No096
▶No097
▶No098
▶No099
▶No100
▶No101
・因子配合方法改良個体
・No001に遜色のない人型の個体が完成
・No順に3体2グループに分け、精神感応能力の調査を行う
・(追記)No.99/No.101に関しては臓器疾患があることを確認
呪文のメモ
▶呪文:精神寄生体の活発化(MP3)
精神寄生体を活発化させ、宿主から大量のMPを吸収させる。
宿主は2d10のMPを失う。
また、MPをその分払うことで、一度に複数の対象に呪文を行使することが可能
精神寄生体を活発化させ、宿主から大量のMPを吸収させる。
宿主は2d10のMPを失う。
また、MPをその分払うことで、一度に複数の対象に呪文を行使することが可能
▶呪文:女王の命令(MP15)
女王体の命令を模した発信を行い、対象に自分の命令を無意識にきかせる。
ただし、対象の寄生体、または宿主がこれに対抗する可能性があり、その際は対抗ロールを行う。
女王体の命令を模した発信を行い、対象に自分の命令を無意識にきかせる。
ただし、対象の寄生体、または宿主がこれに対抗する可能性があり、その際は対抗ロールを行う。
百暗哀の日記
殊の外可愛らしい少女のような筆跡で日記が綴られている。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
女王体の体を使い、事故を起こしてそれに乗じて逃げることが出来た。
この体はすごい、人の考えてることが手に取るようにわかるし、人に命令すれば大抵のことは融通させることができる。
まず家が必要だったから、この清雨会とか言う施設を乗っ取ることにした。
なんでも雨のように静かに穏やかに生きることを目的とした組織らしいが、気に入った。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
外で何も知らずヘラヘラ笑って生きている連中を見ると反吐が出る。
私やハジメ…(何かを書いて塗りつぶしたあと)が感じた悲しみや苦しみをこの連中にも味あわせてやろう…
モモカ、あの臆病者…
お前は一生あの薄暗い場所にいれば良い、私はやってやる。すべてを変えて見せる…
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
そういえば肉体を奪った後、流れで持ってきてしまったこの脳缶、どうしたものか…
「{PC2名前}ちゃん、テレビ」とうわ言のように言うばかりで会話にならないが、恩自体は感じていなくもない…
せめてテレビとやらを用意させることとする。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
このテレビというのは存外素晴らしい。
新しい知識がどんどん手に入る、それと同時にこのふざけきった世界がどんどん嫌いになっていく。
やはり世界には改革が必要だ。すべての人間が悲しみと苦しみを知れば多少この世界もまともになるだろう。
そのための活動を始めたいと思う。
そのためには名前が必要だ。
ハジメの意志を継ぎ足し、百。それにこの世界を暗く哀しいものにし、現実を教えてやるため百暗哀なんてどうだろうか。
最も暗い哀しみにこの世界を落としてやる…
■■■■年■■月■■日(10ヶ月程前の日付)
目的のためにはもっと力が必要だ。
手っ取り早く影響力を稼ぐためにテレビに出演するようにしたがこれは良い。
テレビを通してでも若干の命令が発信できている感覚がある。
これを磨けば魔術として転用できるかもしれない。
■■■■年■■月■■日(6ヶ月程前の日付)
テレビ活動はとても順調。
ただ最近わかったことがある。どうもあの芸人とかいうふざけた人種をはじめ、笑っている連中には命令がききにくい。
精神寄生体が弱っているのだろうか、宿主への影響力まで弱まっているようだ。
ゲラゲラヘラヘラ、ここでも邪魔をするのか…どこまでもふざけやがって…
…良いことを思いついた。
私の影響力を使ってアイツラを爪弾きにしてやろう。そうすれば世間ももっと暗く居心地がいいものになるだろう。
■■■■年■■月■■日(3ヶ月程前の日付)
メディアも随分と快適になってきた。
自粛、いい言葉だ。愚かな人間共はもっと自らを粛むべきだ。
この調子で行けば連中を根絶できる日も近いだろう。
とりあえずE-1とか言うふざけた祭りをまずは台無しにしてやるとしようか。
電波を通しての寄生体活発化も順調だ。
この電波を使えばもっと大規模なこともできるかもしれない。一つ考えて見るとしようか。
■■■■年■■月■■日(1ヶ月程前の日付)
電波塔を使った大規模魔術の術式が完成した。
一つの電波塔で信者共の魔力を集め、ソレを使ってもう一つの電波塔から私の思念を日本全国へ飛ばす魔術だ。
できれば同じ場所でやったほうが都合が良かったが、思念波があまり混線すると飛ばす思念の純度が落ちることから断念する。
決行は一月後の19時。日本人がもっともうかれ騒ぐ不愉快な日。
ついでにその日はE-1の決勝予定日らしい。ぎりぎりになって中止させてやったら連中どんな顔をするだろうか。
それも今から楽しみだ。
とりあえず全国決起会と称して信者共を集めることから始めるか。
肉体…おそらく私の脳も対価として消滅するがそんなことどうでもいい。
待ってろ人類。ヘラヘラできるのももうこれで最後だ。
私とハジメが感じた絶望、悲しみ、苦しみ、全てお前たちにも味あわせてやる。
■■■■年■■月■■日(1週間ほど前の日付)
E-1がやたら盛り上がっている。
精神感応力もない連中がなぜああも集団の感情を操れる。
ムカつく…ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく
■■■■年■■月■■日(2日前の日付)
なぜああも笑っていられる。
笑うな
笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな
どちらにせよE-1もお前たちのその不愉快な笑い顔ももうおしまいだ。
ザマァ見ろ。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
女王体の体を使い、事故を起こしてそれに乗じて逃げることが出来た。
この体はすごい、人の考えてることが手に取るようにわかるし、人に命令すれば大抵のことは融通させることができる。
まず家が必要だったから、この清雨会とか言う施設を乗っ取ることにした。
なんでも雨のように静かに穏やかに生きることを目的とした組織らしいが、気に入った。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
外で何も知らずヘラヘラ笑って生きている連中を見ると反吐が出る。
私やハジメ…(何かを書いて塗りつぶしたあと)が感じた悲しみや苦しみをこの連中にも味あわせてやろう…
モモカ、あの臆病者…
お前は一生あの薄暗い場所にいれば良い、私はやってやる。すべてを変えて見せる…
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
そういえば肉体を奪った後、流れで持ってきてしまったこの脳缶、どうしたものか…
「{PC2名前}ちゃん、テレビ」とうわ言のように言うばかりで会話にならないが、恩自体は感じていなくもない…
せめてテレビとやらを用意させることとする。
■■■■年■■月■■日(1年程前の日付)
このテレビというのは存外素晴らしい。
新しい知識がどんどん手に入る、それと同時にこのふざけきった世界がどんどん嫌いになっていく。
やはり世界には改革が必要だ。すべての人間が悲しみと苦しみを知れば多少この世界もまともになるだろう。
そのための活動を始めたいと思う。
そのためには名前が必要だ。
ハジメの意志を継ぎ足し、百。それにこの世界を暗く哀しいものにし、現実を教えてやるため百暗哀なんてどうだろうか。
最も暗い哀しみにこの世界を落としてやる…
■■■■年■■月■■日(10ヶ月程前の日付)
目的のためにはもっと力が必要だ。
手っ取り早く影響力を稼ぐためにテレビに出演するようにしたがこれは良い。
テレビを通してでも若干の命令が発信できている感覚がある。
これを磨けば魔術として転用できるかもしれない。
■■■■年■■月■■日(6ヶ月程前の日付)
テレビ活動はとても順調。
ただ最近わかったことがある。どうもあの芸人とかいうふざけた人種をはじめ、笑っている連中には命令がききにくい。
精神寄生体が弱っているのだろうか、宿主への影響力まで弱まっているようだ。
ゲラゲラヘラヘラ、ここでも邪魔をするのか…どこまでもふざけやがって…
…良いことを思いついた。
私の影響力を使ってアイツラを爪弾きにしてやろう。そうすれば世間ももっと暗く居心地がいいものになるだろう。
■■■■年■■月■■日(3ヶ月程前の日付)
メディアも随分と快適になってきた。
自粛、いい言葉だ。愚かな人間共はもっと自らを粛むべきだ。
この調子で行けば連中を根絶できる日も近いだろう。
とりあえずE-1とか言うふざけた祭りをまずは台無しにしてやるとしようか。
電波を通しての寄生体活発化も順調だ。
この電波を使えばもっと大規模なこともできるかもしれない。一つ考えて見るとしようか。
■■■■年■■月■■日(1ヶ月程前の日付)
電波塔を使った大規模魔術の術式が完成した。
一つの電波塔で信者共の魔力を集め、ソレを使ってもう一つの電波塔から私の思念を日本全国へ飛ばす魔術だ。
できれば同じ場所でやったほうが都合が良かったが、思念波があまり混線すると飛ばす思念の純度が落ちることから断念する。
決行は一月後の19時。日本人がもっともうかれ騒ぐ不愉快な日。
ついでにその日はE-1の決勝予定日らしい。ぎりぎりになって中止させてやったら連中どんな顔をするだろうか。
それも今から楽しみだ。
とりあえず全国決起会と称して信者共を集めることから始めるか。
肉体…おそらく私の脳も対価として消滅するがそんなことどうでもいい。
待ってろ人類。ヘラヘラできるのももうこれで最後だ。
私とハジメが感じた絶望、悲しみ、苦しみ、全てお前たちにも味あわせてやる。
■■■■年■■月■■日(1週間ほど前の日付)
E-1がやたら盛り上がっている。
精神感応力もない連中がなぜああも集団の感情を操れる。
ムカつく…ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく
■■■■年■■月■■日(2日前の日付)
なぜああも笑っていられる。
笑うな
笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな笑うな
どちらにせよE-1もお前たちのその不愉快な笑い顔ももうおしまいだ。
ザマァ見ろ。
呪文メモ②
▶呪文:電波を通じての精神寄生体活発化(MP1d6)
電波に乗る声を通じて精神寄生体を活発化させる呪文。
遠隔で自らの声を聞いた人間の精神寄生体を活発化させる。
※精神寄生体が活発化することにより、MPの回復量が減少
※症状が重篤化すると、強迫性障害を発症(体が自己免疫を高めるために笑うことを求める)
電波に乗る声を通じて精神寄生体を活発化させる呪文。
遠隔で自らの声を聞いた人間の精神寄生体を活発化させる。
※精神寄生体が活発化することにより、MPの回復量が減少
※症状が重篤化すると、強迫性障害を発症(体が自己免疫を高めるために笑うことを求める)
▶呪文:電波塔を用いた大規模思念波発信(MP500)
自らの信徒のMPと自らの身体を対価に用いて発動。詠唱に15分、思念波設定と発動にさらに15分を要する。
日本を代表する電波塔を依代として発動することにより、全国の精神寄生体を通して人体へと命令を発する呪文。
人間の意識が明るく明瞭なほど、精神寄生体に対抗する可能性があるため、下準備として人間の笑顔を可能な限り奪う必要がある。
自らの信徒のMPと自らの身体を対価に用いて発動。詠唱に15分、思念波設定と発動にさらに15分を要する。
日本を代表する電波塔を依代として発動することにより、全国の精神寄生体を通して人体へと命令を発する呪文。
人間の意識が明るく明瞭なほど、精神寄生体に対抗する可能性があるため、下準備として人間の笑顔を可能な限り奪う必要がある。