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公開情報(PL閲覧可)

イントロダクション

とおりゃんせとおりゃんせ。
ここはどこの細道だ。
天神様の細道だ。

細道というにはいささか派手な参道を通り訪れたのは福岡は太宰府天満宮。
この歴史と文化の街で探索者に訪れる摩訶不思議な出来事とは?
福岡県(主に太宰府天満宮)の観光を楽しみつつ、不思議な体験を味わうことができるシナリオです。
参加PCに特に制限はなく、継続PCでもお手軽に参加いただけます。
ホラー描写、NPC交流、謎解きなどの要素がございます。

シナリオ基本情報

・タイトル :とおりゃんせ~神のまにまに~
・バージョン:CoC7th/CoC6th(両対応)
・人数   :1PL~(2~3人推奨)
・プレイ時間:8時間程度(RPにより増減)
・必須技能 :なし
・推奨技能 :図書館、交渉技能
・準推奨技能:歴史、戦闘技能、聞き耳
・特記   :秘匿HOなし/継続PC可

  • 推奨SAN値:40以上
  • 技能に関係なくクリアは可能ですが、推奨/準推奨技能を持っていると活躍の機会が増えます
  • 観光メインのシナリオのため、ご自身の太宰府知識に近いキャラクタの方が楽しみやすいかもしれません(下知識は全く不要です)
  • 共通HO(公開)


    あなた方は五条文子(女性/20代)と昔なじみで、仲の良い友人だ。
    ・彼女は太宰府天満宮に務める巫女で、現住所は福岡県太宰府市だが、学生時代や修行時代に県外に出ていたことにしても良い
    ・気風がよく気持ちの良い女性で、老若男女誰とでも仲良くなれるタイプの人物だが、ガサツな面も

    所用で福岡を訪れたあなた方は、福岡在住の彼女に観光案内をしてもらうこととなった。

    その他特記

  • 本シナリオでは展開上のネタバレ防止のため、また昨今多様化する地雷要素に対して、それらを網羅した注釈の記載が困難なため、PL様向けに地雷要素の特記は行っておりません
  • 製作者側で把握できている地雷要素等は、KP様に共有を行っておりますので、気になる方は事前にKP様とすり合わせをするよう、お願いいたします
  • 特別地雷要素が多いシナリオではありませんが、登場する神格や、シナリオ構造/世界観の設定上の都合で、人によっては地雷になる要素がございます
  • 非公開情報(GM向け)

    警告この先の閲覧について

    以降の記述には、KP向けの秘匿情報が含まれます。
    PLをご予定の方は、以降は読まれないようにご注意ください。

    シナリオバージョン情報

    本シナリオは2026/1/24に大型アップデート(シナリオ構造/設定の見直し)が入ったVersion.3のシナリオとなっております。

  • Version.3 の特徴等:設定上の整合性をより強化して納得性や達成感が高まり、また感情への働きかけを強め、エモシの色が強調されました
  • Version.2 のご利用:Version.3より、比較的気楽に遊べるカジュアルさを重視した内容になっています(ただし謎解きは難しめ)
  • Version.1 のご利用:リリース当初のバージョン、こちらは基本的に用途はなくVersion.2以降のご利用を勧めております
  • 更新履歴/更新内容まとめ

    ●更新履歴

  • 2024/07/25:シナリオVersion.1公開
  • 2025/02/25:シナリオVersion.2公開、のレイアウトを大幅に調整、構成を微調整、文章を加筆修正
  • 2025/03/01:SAN値処理を全体的に軽減(ルームデータ反映済み)
  • 2025/03/31:呪文の説明文を整理、その他、一部文章の補足調整(ルームデータ反映済み)
  • 2026/01/24:シナリオVersion.3公開、根幹の設定や話の流れを大幅に改変(+各種演出と紅葉時期の写真を追加)
  • 2026/01/28:version3に設定上の不整合などがあったため本文と素材(部屋zip含む)を調整しました

  • ●Version.3変更点

    ▶ループを延長して文子を救う際の、達成感や感情への働きかけを強調しました(エモさ増量)
  • 5周目の自害時、時平に挑む導線を強化し、文子が無理矢理自害を強行しようとせず一緒に考える時間を設ける等、強制イベント感を緩和
  • 6周目以降、文子が完全にフェードアウトするの避け、5周目の決意が持続しやすいように調整
  • 6周目以降、緊張感が持続しないのを、幸一側に真面目な動機や背景を持たせ、かつ観光に必然性を持たせ、程度緊張感が持続するように調整
  • 文子達ループ世界の住人が、単なるコピーではなく、本人の一部という設定にして、これまでの行動の意義を陳腐化せず、達成感に繋がるよう調整
  • 文子がED時にループの記憶を持っていることを示唆、自害時の笑顔と最後の笑顔の対比、EDスチルの追加等、達成感につながるよう調整

  • ▶特記
  • スチルやアニメーション、背景画像などが追加され、ビジュアル的な演出が強化されました
  • 6周目までで時間を止めることが実質不可能になり、シナリオの自由度が落ちた半面、キーパリングが容易になりました
  • 設定上の複雑さや、情報量、全体的なシリアスさが増したため、観光してちょっと不思議体験をするという、当初のカジュアルさは薄れています
  • 幸一が完全なお気楽キャラからちょっと訳知りで意味深げなキャラになり、RP面でのヘイト管理が若干難しくなりました
  • 神のまにまにの召喚コストに関して、直接的なヒントを設け、謎解きのヒントが緩和されました
  • 細い線ですが5周目でTrueエンドに到達可能になりました(シナリオ体感的には非推奨)
  • あらすじ

    本作はループモノの主人公になれる、をテーマに作られた疑似タイムリープモノシナリオです。
    疑似とある通り実際にはタイムリープしていないのですが、詳細は後述。

    舞台は福岡県太宰府市。
    探索者が友人”文子”の案内のもと観光を楽しむ裏で、この小さな街に2つの神格の脅威が迫りつつありました。

    一つは黒い風=黒い雄牛=ニャルラトホテプ。
    太宰府は九州国立博物館の特設展示大エジプト展に展示されていた黒い雄牛が、来客者の生気を吸い取り黒い風として覚醒し、街を襲おうとしていました。
    なぜこのような自体に陥っていたかと言うと、太宰府には牛の像を触ると幸運が訪れるという習慣があったためです。

    もう一つは偽火雷神=別天神=ヤマンソ。
    文子の恋人”恵子”の体を乗っ取ることで現代に蘇った呪術師”藤原時平”が、かつて道真公の招来した火雷神=クトゥグアによって痛手を負った意趣返しとして、偽の火雷神を召喚し、菅原の血で栄えたこの太宰府をめちゃくちゃにしようと画策しています。

    探索者達は観光を楽しんだ後、この2つの神格の脅威にさらされ危機的状況に陥り、その際に道真公のし掛けた術で疑似ループに突入することになります。
    擬似ループと言っているのは、このループが走馬灯のように圧縮した時間の中で見る夢の世界での出来事であるため。
    この現実時間にしてごく一瞬のループの中で、探索者達は事態解決のヒントを探り、疑似ループが行われている刹那の時間の中で状況打破をする方法を見つける必要があります。
    最終的に、探索者達は夢から夢への交信であれば、過去へ時間移動や干渉を行っても、災い(=ティンダロスの猟犬)に感づかれないことを利用し、危機的盤面に見えた状況をひっくり返し、現実ですでに事態解決の手をうっている状態にしたうえで、ループを終え現実世界に戻ります。

    状況の打開には、時平の召喚しようとした偽の火雷神ではなく、本物の火雷神(現時点では天神に変じている)の召喚が必須になるのですが、その召喚のためには道真公の血族の心臓の血が必要になる、というのが今作最大のポイントです。
    菅原の血を持つ文子は自己犠牲の元、天神様を召喚しようとしますが、果たして探索者はこれを防ぎ大団円を迎えることができるのでしょうか。



    ループは合計7回あります。

    ループに入る前(第0ループ)はほぼ観光回です。
    最後に観光を終え待ち合わせ場所に行くと、突然黒い風と雷が吹き荒れる中、赤い海に沈む友人”文子”とその脇に佇みこちらに強い視線を送る恵子を目撃します。
    その後、落雷が探索者に向かって落ちてきますが、それに当たる寸前にループに突入します。
    ループはこの状況で時間を圧縮してみている夢のようなもので、現実世界の探索者は引き続き雷に当たる寸前というピンチの状況です。

    1~3ループ目はVS藤原時平の周回です。
    文子の恋人”恵子”が藤原時平に体が乗っ取られることを知った探索者達は、恵子の夢に侵入することで、恵子の体を奪おうとする藤原時平と対峙し、これを退治します。
    これによって、偽火雷神=別天神=ヤマンソの招来を阻止するも、自然発生する黒い風にのまれてしまいます。

    4~5ループ目はVS黒い風の周回です。
    九州国立博物館で開催中の大エジプト展で展示されている黒い雄牛像から黒い風が発生されることを察知した探索者達は、黒い風に対抗する手段として天神様(≒火雷神+道真公)の招来が必要な事を知ります。
    その後、再度夢の中で時平を撃破した後、文子が自分の命を犠牲に天神を招来し、黒い風邪を撃退、太宰府は救われます。
    探索者達は、そのまま太宰府を去るか、文子を助けるためさらなるループに身を投じるかの選択を迫られます。

    6~7ループ目は追加の裏ループで、ループを夢と自覚して現実の状況解決を目指す周回です。
    文子の父親”幸一”と出会った探索者達は、このループが夢の世界で起きている事に気づき、太宰府のマニアックな社を暴き、数々の秘術を獲得します。
    その中で入手した、時間を操作する術によって、現実(0ループ目)の過去の恵子の夢に侵入した探索者達は、三度時平を撃破し恵子を救出。
    恵子に協力を取り付け、現実世界で天神の招来と、探索者達を雷から守る術の使用をお願いします。

    道真公の和歌をヒントに、心臓の血を、心臓の依り代と血を紅葉(赤いモミジ)に見立てて代用し、天神様を招来することで、太宰府も文子の命も守った探索者達は、現実世界に戻り大団円を迎えるのでした。

    シナリオ要点解説

    シナリオの全体像を理解するにあたって、あらすじと合わせ、以下の内容を何となく把握しておくと理解が楽になるかと思います。
    要点まとめ

    ループ突入時の状況

    探索者は太宰府観光を終えると同時に、目つきの悪い女性に睨みつけられ、友人である文子が赤い海に倒れ伏しているのを目撃し、突如召喚された雷神の雷が自分たちに振ってくる、という事件に巻き込まれます。
    雷が迫るという直接的な生命の危機の中、走馬灯のように周囲の光景がコマ送りになり、そこから探索者はループに突入します。
    イメージ的には意識だけが現実を模した疑似的なループ世界に飛ばされるのですが、探索者視点では現実世界で時間が戻ったように感じることでしょう。
    この際、探索者の肉体は現実世界に残ったままで、探索者がループから現実に戻った瞬間、雷は探索者に向かって落ちてしまいます。

    ループ世界の法則

    ループ世界は、物や人の心を用い夢の領域に再現された現実と遜色のない世界で、違いは探索者以外の人物が周回の記憶を引き継げないくらいです。
    本来的にこのループは5周以内の事件解決を想定しており、5周以内で事件を解決できれば、現実を上書きする形でシームレスに自体は解決します。
    5周以内で完全解決ができなかった場合、特定の手順を踏む事で、もう2周ループが延長できますが、代わりに現実を上書きすることができなくなります。
    この場合、現実では自分たちの肉体に雷が落ちる寸前のため、この状況ごと解決する必要が出てきます。

    迫る危機と解決方法

    太宰府は二柱の邪神の危機にさらされており、どちらか一柱でも見過ごせば、太宰府は破壊され、もちろん探索者の命もありません。
    一つ目の危機は自然発生する黒い風、こちらに対処するには天神様(旧火雷神)を召喚して、撃退いただくほかありません。
    もう一つの危機は、藤原時平が招来する偽の火雷神で、こちらは時平を撃退すれば招来自体は防ぐことができます。
    要するに時平を倒して偽火雷神の招来を防ぎ、正しい手順で天神様を召喚し、黒い風を撃退いただけば大丈夫ですが、天神様の召喚には道真公の血縁の人間の心臓の血が必要で、普通に召還を行うと文子の犠牲が必須になります。
    また、6周目以降の解決を目指すにあたっては、現実での自分たちに差し迫る雷への対応も必要になります。

    6周目以降での完全解決のための工夫

    まず、犠牲無しで天神様を召喚するために、召喚コストの代替手段が必要となります。
    代替には、心臓の代わりに心臓型の依り代、心臓の血の代わりに赤い紅葉を用います。(紅葉はかつて道真公も供物の代替に用いたもの)
    次に、自分たちに迫る雷に対しては、自分たち以外の人物に、雷を防ぐ呪文をかけてもらう必要があります。
    雷を防ぐ呪文は、対象を視界に納めておく必要があり、これをちょうど自分達を睨んでいる女性に使用してもらう必要があります。
    最後に、現実で見た最初の事件の光景を、すべての事態が解決している状況にするために、夢を介して過去の人たちにコンタクトをとる必要があります。
    ループ突入時に見た凄惨な光景の内訳は、睨んでくる女性は探索者を雷から守る呪文をかけているだけで、赤い海に倒れる文子も血の海ではなく紅葉の海に横になっているだけで、召喚された雷神も偽の火雷神ではなく天神様になるよう、過去の改変を行います。

    その他注意事項

    夢の中で過去の人物にコンタクトをとることができますが、この干渉によって探索者がこれまで見聞きしたものが変わってしまうと矛盾が発生し、ティンダロスの猟犬に追われる羽目になるので注意が必要です。

    KP向けガイド

    シナリオ製作者が思う、キーパリングのポイントや、PL様へ共有したほうがよさそうに思っている情報などをまとめております。
    KP向け事前情報まとめ

    キーパリングの方向性について

    本シナリオはループモノの体をなしていますが、そのように見えて実のところ一本道のシナリオです。
    各周回には目的があり、それを果たさなければクリアが難しくなってしまうことでしょう。

    とはいえ、やるべきことがなにかはある程度明示されるようになっており、そこまでPL様が迷うことは無いかと思います。
    ただその中で、最終7周目の謎解きはそれなりに難しく、独力で解くのが難しいこともあるかと思います。
    シナリオ制作者としては、ループモノ特有の試行錯誤感や、謎解きの雰囲気を楽しんでもらえれば十分かと思っていますので、PL様が困っているようでしたらKP様の方で適宜お助けNPCを使って助言するようにしてあげてください。

    また、場面描写やキャラのセリフの具体例など記載しておりますが、KP判断で柔軟に変更などしていただいて構いません。
    説明や台詞が長い箇所などは、PL様の理解度に応じて短縮したり、一方的に話さないようキャッチボールの形にするなりご調整いただければ幸いです。
    ただ、0周目の赤い海に沈む文子の描写だけは、血の海に沈むなどと言ってしまうとあとの謎解きが成立しなくなるので注意するようにしてください。


    事前共有について

    本シナリオは、PL様向けに好き嫌い(いわゆる地雷)に関わる要素の特記は行っておりませんので、恐れ入りますが、事前のすり合わせは必要に応じてKP様の方で行っていただきますようお願いいたします。
    またそれとは別に、「どういったタイプのシナリオなのか」「どう遊ぶと楽しみやすいのか」など、シナリオの遊び方に関する目安も事前に共有していただけると、双方にとってより満足度の高いセッションになるかと思います。
    (以下、制作者としての想定を記載いたしますので、KP様判断でPL様にご共有ください)

    ▶シナリオの自由度

  • 本シナリオはある程度シナリオ側の誘導があり、その幅の中で自由にRPしていただく形式になります
  • クラシックシナリオほどの自由度はございませんが、これはRPを強制したり制限をかける意図はなく、あくまで物語の軸を明確にするためのものです
  • とはいえシナリオにある程度の余白はありますので、やりたいことが有りましたら都度KP様に相談いただきますようお願いします

  • ▶ストレスの強度

  • シナリオの性質上、行動に思う通りの成果が伴わず、一般人としての無力感が際立ち、ストレスをおかけする場面がございます
  • 最終的には、そういうストレス要因は解消できる作りになっておりますが、あらかじめご了承ください

  • ▶膨大な情報量

  • 本シナリオではフレーバーも含め膨大な情報が登場しますが、すべての内容を正しく把握いただく必要はございません
  • 必要な情報は盤面にまとめているほか、わからない、忘れたことなどがあれば都度KP様にお聞きいただきますようお願いいたします
  • 減少SAN値目安

    それぞれ100回シミュレーションした結果になります。
    (作中のミニゲームで能力に依存する部分などを簡略化しているため厳密ではありません)
    おおよそSAN値減少20~30程度を目安と考えていただければと思います。
    初期SAN値 70 60 50 40 30 20
    終了時平均値 55.0 41.1 26.9 13.5 2.6 0
    ロスト率 0% 0% 0% 3% 60% 100%

    ココフォリアルームの設定


    上記画像を参考に配置を行ってください。
    ・紅葉アニメーションはスクリーンパネルで重なり優先度を下げて後ろに配置しています
    ・右側の絵馬スクリーンパネルには、探索情報や術情報を一個一個記載しています
    ・ルームデータ付きVerの場合は最初から配置できています

    ▶添付素材内訳(無料)


    ・背景画像    (一部動く):250点+
    動くキャラ画像 (差分含む):11点
    ・静止キャラ画像 (差分含む):4点
    ・マップアイコン (一部動く):78点
    ・アクセサリー  (一部動く):プレイマット、情報アイコン、ルールアイコン、背景アニメ、場面転換アニメ 他

    ▼素材・ルームデータ入手はコチラ▼


    ※CCFOLIA用ルームデータあり※
    (すぐ遊べる全シーン設定済みデータ)